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第95話 三バカ娘達と仲良くなるソフィア



    

───その頃………ソフィアは言うと、迎賓館のホールにてかつての三バカ信号機娘ことリタとマリーナ、リアラの3名と、ビュッフェで軽くスイーツを食べながら会話で盛り上がっていた。


 初め、社交パーティーで絡んで来た時の彼女らは威圧感を放ち、貴族社会においてのマウントを取る気満々だったので少し恐かった。しかし………名前を覚えていた事が嬉しかったのか、いざ話をしていたら良い人達で、意外にも話が合った。  


「えっ?アナタ、レオナルド様の婚約者なのですか?」


 リタはビックリする様子で尋ねる。話の内容は、花畑デートにおいて、レオナルドとの関係性である。


「まぁ………一応、彼とは婚約者で、式は近いうちに行う予定かな?」


 ソフィアは頬を赤くし、恥ずかしい様子で答える。しかし………自身がかつて貧民層の平民で、借金と未納税の免除のカタとして婚約させられたとは、絶対に言えない。

 

「じゃあ、婚約者と言う事は、それなりに経験済みなのでしょうか?」


「ええっ!!」


 マリーナによるストレートな質問により、思わず顔を赤くしてビックリする。


「なら、キスは………もうしたのでしょうか?」

 

 リアラは言う。

 

「キス………だって?」


 レオナルドとのキスを想像してしまい、ソフィアはさらに顔を赤くさせる。


 マリーナとリアラは貴族気質により、単純な意地っ張りな性格だ。しかし、そこは普通の女の子、男女の恋愛模様が大好きだ。


「その………キスは、まだで………」


「あら、婚約者なのに?」


 恥ずかしせうに答えるソフィアに、マリーナはあり得ないと言わんばかりにビックリする。


「だって………レオナルドは仕事が忙しくて、婚約したのは最近で、彼の父親にやっと認めて貰ったから」

 

 本当の事を話すソフィア………しかし、彼の父親に認められたが、まだお互いそこまで意識していないのが現状だ。何故ならレオナルドは領地運営で色々と忙しく、上手く関われていない。


「ソフィア、そんなんじゃダメよ」


 そう言い放ったのはリタ。


「それじゃ、夫婦関係が破綻するわよ。女の子なら、時に狼になって旦那をリードしなければ、レオナルド様に捨てられるわよ?」


 マリーナはソフィアに詰め寄り、指を差して言った。


 私が………狼に?。と、額に指を差されたソフィアは狼になった自身が、ベッドで寝ているレオナルドに襲いかかる姿を想像するが………。


「ごめん、恥ずかしくて私にはダメ………」


 狼になった自身の姿が痛々しく、恥ずかしい気持ちで両手で顔を塞いでしまうソフィア。 どちらかと言えば襲うより襲われる性質であり、肉食の狼より、捕食される草食動物である。


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