表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

93/105

第92話 急遽開いた社交パーティー





───その夜、急遽とした社交パーティーが開かれる。場所はこの前、パーティーを開いたノースゲイルの東にある迎賓館だ。主な招待客は帝国にいる名のある貴族達が複数、そしてクレイブ男爵の娘とその取り巻き、あの信号機三バカ娘も出席予定だ。


 そしてエマと言う謎の貴族。皇太子ルーファスもサプライズとして出席する。事情を詳しく説明した内容を加え、あのバカ《|ルーファス》を誘ってみたら、こう返ってきた。


 親友の為なら、このルーファス・アルゼイド。是非、出席しようっ


 とのことだ。


(まったくあのバカは………)

  

 執務机に腰掛け、返しの手紙をレオナルドは溜め息を吐く。


  

 ★★★★★★


 そして………場所は迎賓館に移る。


 館の入り口には、貴族を乗せた自家用の馬車が次々と到着し、招待客が迎賓館に入っていく。屋内ホールには、招待客の貴族達が賑やかにしており、格式高い料理のビュッフェを口に含みつつ、会話に花を咲かせる。


 主催者のレオナルドと夫人であるソフィアは各貴族達に挨拶して回る。


「本日は、急遽開いたパーティーに出席を頂き、ありがとうございます」  

  

 と、2人は頭を下げる。


「いや構わない、招待を頂いてありがとう………そちらの方は婚約者かい?」


 招待客である中年男性の貴族は、ソフィアに視線を向けて尋ねる。


 中年男性の質問に、ソフィアは戸惑う。


「その話は、パーティーで発表したいとの所存です」


 レオナルドは言った。


───すると、何が起こったのか。屋内ホールの入り口から驚きによる歓声の声。思わずレオナルドとソフィアは歓声の方に視線を向ける。

 

「こんばんは、皆さん」


 手を振って歩いているのはルーファス皇太子。ルーファス皇太子の登場により、他の招待客は次々と頭を下げて回る。何度も言うが、皇族は貴族の最上位に位置し、忠誠心は絶対だ。

 

「あのバカ………おい、ルーファス。こっちに来いっ」


 レオナルドは大声で、オーラを放ったルーファスに手招きし、呼び出す。するとこっちに気付いたルーファス皇太子は、2人に歩み寄ってくる。その際、周りにいる招待客達は次々と頭を下げてくるので、まるで1本の道だ。


「お前は相変わらずだな?」


 レオナルド腕を組み、ルーファスのオーラにうんざりし、溜め息を吐いて言う。


「ルーファス皇太子、どうも」


 緊張した様子のソフィアは頭を下げる。


「こんにちは、ソフィアちゃん。相変わらず、そのウブで緊張した様子が、可愛いね」

 

「へぇっ………」


 ルーファスの言葉に、ソフィアは顔を赤くする。


「ウチの婚約者をたぶらかすのは止めて貰おうか?」


 レオナルドはムスッとなる。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ