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第88話 エマと、カフェで会話するソフィア




「アナタは確か…………」


 ソフィアは思い出そうとする…………。その女性は、この前の社交パーティーにて、3バカ信号機娘の貴族令嬢に絡まれた所を救ってくれた銀髪ロングヘアーの女性。


 そして数秒後の間が開き…………ソフィアは頭の上に豆電球が出たように、閃いた。


「あ、確かエマ・クロフォードさん?」


「正解、良く覚えていてくれて、私嬉しいわ」


 クスクスと笑うエマ(セシリー・ハイアームズ)。


「あの時は、お世話になりました」


 ソフィアはペコリと頭を下げ、あの時に助けてくれた事を感謝する。


「少し、お話をしないかしら?」


 エマは誘う。


「はい、近くのカフェで良いですか?」



───そして、2人はメインストリート沿いに並ぶ高級感ある店舗に隣接しているカフェに足を運んだ。そこは貴族、富裕、中流層の人達を客層にした主な帝国風のカフェで、小洒落た焼き菓子やケーキ、あとは魚介類、肉類のサンドイッチ。こだわりのある紅茶、コーヒー等をメニューにしている。


 実はソフィアが初めて行くカフェで、かつて貧民層だった性か、領主夫人になっても行く気はしなかった。エマさんとの話なので、カフェを利用する事にした。


 店内はオープンテラス席であり、昼過ぎの為か客はちらほら程度だ。


「なかなかお洒落な店ね?こーゆー店はよく通うのかしら?」


 エマ(セシリー・ハイアームズ)は尋ねる。


「いえ、私も初めて入りました。その、領主夫人として色々とかありますので………」


「えっ?アナタ、領主様………レオナルド様の妻なの?」


 しまった、口が滑ってしまった。


「…………まだ式前ですので内緒にして頂ければ………」


 ソフィアは恥ずかしそうに頭ポリポリと掻き、両手を合わせてお願いする。思わずエマに内緒にしている事情を話してしまった。彼女にはなぜか、秘密にしている事を話してしまう、そんな雰囲気がある。


「そうね、いきなり領主婦人と市民に知られたら大変だからね………」


 エマ(セシリー・ハイアームズ)は言う。


 するとウェイトレスが、紅茶とショコラケーキを持って来た。エマ(セシリー・ハイアームズ)は紅茶をすすり飲み、口を開く。


「社交パーティーの時、皇太子とダンス見たわ」


「えっ?」


「お世辞にも上手いとはいえなかったけど、あの皇太子のダンスに付いていくなんて、アナタはそれなりの魅力あると思うわよ」


「そうですか?…………」


 魅力がある…………と、彼女に言われもいまいち自覚がないソフィア。


「皇太子にダンスに誘われるのは貴族令嬢の憧れ、誇ってもいいわよ」


 ソフィアを褒め称えるエマ(セシリー・ハイアームズ)。

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