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第81話 結婚が決まり、ドキドキするソフィア




 レオナルドの父親であるアーネスト侯爵に婚約を認められ、それから数日後………自分の部屋にてソフィアは両手で頬を押さえ、顔を赤くして鏡台に座っていた。


 ───私は彼女を、どんな貧乏でもひたむきに前向きで、誰とでも仲良くなれる太陽みたいな性格に心を奪わたんだ。


「何だろう?この気持ち………」


 ソフィアは思い浮かべる。それは、アーネストとの一騎打ちにて放ったレオナルドの言葉を………。


 このところ、いつもこうだ………胸がドキドキして、レオナルドの事を思い浮かべてしまう。彼が、レオナルドが格好良く見えてしまう。鬼畜領主としての彼ではなく、強さと弱さ、そして優しさを知り、愛おしくなる私がいる。


 このまま日が進めば、レオナルドと結婚………それはそれで、玉の輿のようでロマンチックだ。と、教会でレオナルドと結婚式を挙げる自分自身を思い浮かべてしまう。結婚………それは女の子の憧れであり、前世にてよくウェディングドレスを着る女性に憧れたものだ。


 しかし生涯、着る事なく亡くなったけど………。


「ソフィアさま?」  


「ひゃあっ!!」


 隣に、ミランダがいてソフィアはビックリして立ち上がり、イスが転げる。


「ナイス、リアクションです。ソフィア様」


 イスを転がすほどのリアクションに、ミランダはナイスと言わんばかりに、親指を突き出す。


「アナタ、主人で遊ぶんじゃないの………」


 ソフィアは溜め息を吐いて、呆れるように言う。


「婚約を認めてもらう為、連れ去られたソフィア様を、馬を走らせたレオナルド様が父上の邸宅に向かい、認めてもらう為に一騎打ちで勝負を仕掛け、勝利し、めでたく結婚を認めてもらった。緊張が解けていざ、レオナルド様との結婚が決まり、鏡の前で彼の格好良さと弱さと優しさを知り、それでニヤニヤしてしまった。そんなところでしょうか?………」


「何か、怖い位具体的な説明ね?………」


 ミランダの説明に、ソフィアは思わず苦笑いを浮かべる。まるで、こちらの行動が全て筒抜け、計算通りのような口振りで。


「だってこのくらい、メイドとして当然でございます」


 ミランダは胸を張って主張した。


「そ、そうね………」


 まさかね………と、ミランダの事は気のせいにして考えないようにする。何故なら彼女はメイドであり、このストーリー全てを構成して私やレオナルドを掌の上で踊らしていたなんて………しかし、何の目的があって?。

 

「それにしても、結婚式が楽しみですね………そして私がお2人のメイドとして、支えさせて参ります」


 ミランダはニコニコと言って、主張するのである。



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