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第65話 ランチする2人




───そして面倒臭かった3人娘(リタは除く)が立ち去り、ソフィアらは休憩スペースにあるウッドチェアに腰掛け、ランチをする。時間帯は昼、休憩スペースの屋根のスキマから差し込む木漏れ日がポツポツと、屋内に差し込む。


「アイツらとはどんな関係だ?」


「社交パーティーでアナタが皇太子様と用事があると立ち去った時に、いきなり現れて知り合ったのよ」


 ソフィアはぷんぷんと答えた。会場に1人取り残され、正直に言えば、あの時は周囲にいる招待客が悪魔みたいな感じで、誰が誰か分からない状況で気が気でなかった。


「それは申し訳ない、皇太子が直々に伝えたい大事な話だったのでな………」


 レオナルドは謝りつつ、理由を説明。


「その、皇太子との大事な話って?」


「それは言えん、機密事項な事だ…………下手すれば、俺やお前の死を招くほどのな」


 レオナルドは言った。


「え、そんなにやばいの?…………」


 レオナルドの言葉に、ソフィアはギョッとなる。


「まあな…………あの赤いスカートの娘の言う通り、あらゆる意味で気をつけする事だな」


 レオナルドは言った。


(貴族ってやっぱり怖い…………)


 すると、2人の会話に介入するように、ミランダは言う。


「2人共、とりあえずランチにしましょう」


 テーブルに、ミランダは木編みのバスケットをトンっと置き、そしてバスケットを開いてランチであるサンドイッチを取り出す。


「うわぁ~~~美味しそぉ~~~」


 食パンで挟んでいる具、それはレタスに玉ねぎ、チーズに燻製した鴨肉。そしてオニオンとスパイスが利いたソースだ。


「朝からボブ様が、お手製をかけて作りました」

 

 ミランダは言った。あと、給湯ケトルからミルクティーをコポコポと音を響かせて注ぐ。


「うむ、頂こう」


 レオナルドは、木網のバスケットに入ったボブお手製のサンドイッチに手を伸ばす。


「おいひぃ~~~」


 レオナルドより先、ソフィアは手を伸ばし、ご満悦な表情でサンドイッチをモグモグと食べている。


「お前な…………」


 先に食べているソフィアに、レオナルドは横目に向き、呆れようにため息を吐く。


「だって、お腹空いたんだもん…………」


 ソフィアはモグモグと咀嚼し、レオナルドに言った。


「そうか…………なら、俺も頂こうか」


 レオナルドもサンドイッチを食べる。


 レオナルドとソフィアはサンドイッチを食べながら、休憩スペースのベンチから花畑を眺める。

 

「良い眺めね?」


 ソフィアはミルクティーを飲みながら言った。視線の先に広がるチューリップ、ネモフィラ、アネモネの花景色、この景色を見ながら食べるサンドイッチは、まさに格別だ。



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