表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

52/105

第51話 本日のメインイベント




 レオナルドによるデートの誘いに、ソフィアは(いいよ)と承諾した。花園の観覧とは、花を見て回るだけの奴か………ちなみにソフィア、花は見て回って楽しむのではなく、食べる物として認識している。何故なら家が貧乏だった為、草花を煮て油で焼いて食べていた頃があるから………。


 味の方は………素揚げは不味かったが、パパが気まぐれで塩を振りかけたらそこそこ美味しかった。

 



───その後、パーティー主催者のレオナルドは会場の演説台に立ち、シャンパンが入ったグラスを片手に告知する。会場内には国内外にて、様々な分野にて幅を利かせた権力を持った招待客の人達、レオナルドに視線を向けるのである。


「皆様、我がサンタクルス家主催の社交パーティーに出席に頂き、ありがとうございます」


 レオナルドの言葉に、招待客の人達はパチパチと拍手喝采。


「私、レオナルド・サンタクルスが領主として、はや5年の月日が流れました。時間の流れとは早いモノです、これまでは父上が領主としていましたが、その父が退任して私に領主を託され、父とは違う政策で民を導き、大変ですが充実とした日々を送っています………」


 会場内にいる招待客の人達を眺めながら、レオナルドは言った………。しかし招待客の人達はただ、静かな様子でレオナルドに視線を送っている。


 この中に、もしかしたらハイアームズ公爵の息が掛かった者が………。しかし、皆はどれも同じ顔色であり、誰が公爵派のスパイなのか分からない。しかしレオナルドはポーカーフェイスを乱さず、進行に徹するのである。


「さて、只今より本日のメインイベントの社交ダンスを始めます。気に入った方々を誘い、心ゆくまでお楽しみくださいませ」


 レオナルドはお辞儀し、社交ダンス開始を宣言する。


 すると………会場ホールに響き渡るのは演奏隊によるクラシックな音楽。招待客の人達はパーティーに慣れた様子で次々とペアを組んでいき、開けた空間となった中央ホールにて、ダンスに繰り出すのである。


 演奏隊によるクラシックな音色に合わせ、招待客の人達は社交ダンスを発揮していく。


(うわぁ~〜〜〜…………)


 生のダンスパーティーに瞳を光らせて驚くソフィア。その光景は彼女にとっておとぎ話の中の世界だ。全体がキラキラして、この世界にいる自分が信じられない。ダンスに勤しむ招待客の人達、その足捌きと腰使いの技術は慣れたようで、まるでプロのアーティストだ。


 ───あ、あの子たちはっ


 その中に、先ほどソフィアに絡んで来た赤、青、黄色のドレス娘達も年頃の男子とペアを組み、ダンスに勤しんでいる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ