イモウトを愛しただけなのに
東京で働く涼太は、年末年始を実家ですごすため近畿地方にある村へ帰省していた。
そこは時がとまったような村で、三年ぶりに帰ってみても何もかわらない閉塞感が充満していた。
この村は、古い風習が残っていて、村の老人たちはそれを未だに信じている。
そんな鬱屈とした村で唯一の光は、義理のいもうと六花(りっか)の存在だった。
六花はむかし神隠しに合い、それ以来涼太とは疎遠になっていた。再会して涼太を変わらず慕ってくれる六花に、少しづつ違和感を感じる涼太だった。
妹は、本当に元の妹なのだろうか……。
涼太の疑念は日に日に膨らんでいく。そして村で不審な死亡があいつぐ。
妹に関係しているのだろうか。
そこは時がとまったような村で、三年ぶりに帰ってみても何もかわらない閉塞感が充満していた。
この村は、古い風習が残っていて、村の老人たちはそれを未だに信じている。
そんな鬱屈とした村で唯一の光は、義理のいもうと六花(りっか)の存在だった。
六花はむかし神隠しに合い、それ以来涼太とは疎遠になっていた。再会して涼太を変わらず慕ってくれる六花に、少しづつ違和感を感じる涼太だった。
妹は、本当に元の妹なのだろうか……。
涼太の疑念は日に日に膨らんでいく。そして村で不審な死亡があいつぐ。
妹に関係しているのだろうか。
第一章 川をわたる
帰省
2024/04/05 21:19
母屋と離れ
2024/04/06 08:15
家族
2024/04/07 18:06
匂い
2024/04/08 11:56
神隠し
2024/04/08 20:18
サンマイ
2024/04/09 08:39
悪夢
2024/04/09 20:33
散歩
2024/04/10 08:26
六花
2024/04/10 23:00
第二章 六花、高一の夏
愛はコンビニで
2024/04/11 08:30
ふたりの図書館
2024/04/12 11:39
壊れたマットレス
2024/04/12 18:41
とどろく川を渡って
2024/04/13 12:14
夜の公園
2024/04/14 10:41
希望をかたる唇
2024/04/14 18:24
恋の手本
2024/04/15 08:42
お兄ちゃんといっしょに
2024/04/15 21:59
早くきて
2024/04/16 08:48
第三章 葬列がゆく
罪悪感
2024/04/17 07:25
餅つき
2024/04/19 08:49
悲鳴
2024/04/20 20:25
異様
2024/04/21 21:23
事情聴取
2024/04/22 12:35
土葬
2024/04/23 12:13
葬儀
2024/04/25 12:13
野辺送り
2024/04/26 12:26
誘惑
2024/04/27 22:28
第四章 六花の中のナニカ
愛して
2024/04/28 17:00
一分でも一秒でも
2024/04/29 10:55
わたしの気持ち
2024/04/30 12:04
わがままを言って
2024/05/01 12:43
隣にいてもいいの
2024/05/02 12:49
疑われたらどうしよう
2024/05/03 11:43
どこでも楽しい
2024/05/05 17:20
目がくらむ
2024/05/06 21:22
星空の下の誓い
2024/05/07 16:53
終章 愛をしんじる
覚悟
2024/05/08 11:08
露呈
2024/05/09 12:16
慟哭
2024/05/10 11:54
胎動
2024/05/11 20:08
混乱
2024/05/12 13:39
懇願
2024/05/13 16:50
執着
2024/05/14 11:51
鬼
2024/05/15 13:32
永遠
2024/05/16 12:02