6、対策思いついたぞ
色々整理した結果私はメルナでスフィーク侯爵家の1人娘。そんでもってお母様はもう他界している。
それでなんだっけかぁ、来月で10歳だよね。
…10歳ねぇ。
誕生日パーティーという名のお父様に媚び売りたい大人達が集まるからおもっしろくもないその名前当てゲームをしなくちゃじゃーん。
だるーーーーい。
あれ?…思うんだけどさ。
別にパーティーいらなくない、か?
だって毎年のことながらお父様は王宮のお仕事で抜けれないし、そもそもパーティー開けって言われてるわけでも…ない!!!
きたなこれ。
それにたぶん10歳の誕生日パーティーで王子が祝いに来た時、メルナは王子に惚れちゃったんだよ。
確かね…。
「お誕生日おめでとう、メルナ嬢。いつも君の父を独り占めしてしまってごめんね?でもスフィーク騎士団長はいつも君のことを話してくれるよ」
「お、王子様…」
って感じだったなぁーーー。
いやいや!騎士団長が王子の護衛についてるからそのことをわざわざ?謝罪してくれたのに、メルナは王子様だけは私のこと考えてくれてる!!
なーんて勘違いしたんだよね。
それにお父様は私のことを王子に話すほど私のこと知らんだろって。
つーまーりっ。
王子はなかなか計算高い腹黒系だと思いまーす。
関わらない方がいいタイプ!
騎士団長の娘で侯爵令嬢の私には良くしとけよーって親に言われたのか、自分で考えたのか知らんけどピュアで寂しがり屋なメルナを弄ぶ奴とは仲良くなりたくないっす。
フラグおりまーす。
つまりだ!
パーティーはなしの方向で。