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24、友達をプロデュースしますわよ

「それでですねっ、その時のフィリクス様ってばそれはもぅ紳士で…って話聞いてますの!メルナ様っ」


うん。

聞いてないわよ…とは言わない。


メルナはゴクっと紅茶で喉を潤おわせて、ティーカップをテーブルに置いた。


「もちろんよ、王太子殿下と楽しい時間を過ごせたみたいでよかったわね」


私、メルナはあのお茶会後謎にモナシア・グレーテルに懐かれてしまった。

別にあんたのためにフォローしたんじゃないのよ?めんどくさかったから王子の相手を任せただけなのに…。


手紙でやり取りしているうちにモナシア様についても色々とわかった。

彼女はいわゆる馬鹿…ゴホンッ!

ちょーわーっと頭が弱い?抜けてるのだっ。


あの時も周りの子爵令嬢たちに担がれて、その中で1番身分が高かったからってだけで「モナシア様しかメルナ様を救えませんっ!」と言われてやる気に着火ファイヤーしたんだと。


私のためかいってね。

これはキュンだよね。かわいいよね。

と言うことで素直に謝れる子だし、家に来てみたいからって呼んだわけよ。


「はいっ!!フィリクス様はとーーってもかっこよかったのです!笑顔もキラキラで!」


はいはい。わーーーったよ。

かれこれ2時間はこの状態なのだ。なげぇよ。

…というか、モナシア様についてずっと気になっていたこともある。


「ねぇ、モナシア様。あなた紫色が好きなの?」


彼女は今日も前回のお茶会の時も紫色のドレスを着ているのだ。


「いえっ!」


は?…ふぅーー。落ち着けメルナ。


「では、なぜ紫色のドレスばかり着ているのです?」


「それはメルナ様に憧れていたからですわ!メルナ様みたいに強く、美しい女性になりたいのですっ」


なるほどね。やっぱあんた可愛いわ。

気持ちは分からんでもないわ。メルナは美人だもんね。(小説の中では悪役令嬢だったけどね)でも、なんて言うかモナシア様にはそう言う濃い色は…似合ってないのよね。


「そう。モナシア様余計なお世話かもしれないけど、あなたの可愛らしい魅力が台無しになってないかしら?あなたには黄色やオレンジなど暖かい色が映えると思うわ」


「黄色とオレンジ…ですか?」


モナシアはケーキを口に運びモグモグ食べながら考えている。


「良ければ、私のドレスで試してみます?」


バンッ。


モナシアはメルナの言葉を聞いた瞬間、頬を赤くし立ち上がる。


「はいっ!!ぜひ、お願いします!」



メルナの部屋に移り、メルナのドレスを試すモナシア。

淡い黄色のドレスを貸してあげるメルナ。サリナにも手伝ってもらい、結局メイクや髪型まで変えることになった。


こういう女子っぽいことって楽しいわね。新鮮だわ。前世は、バリバリの理系女子だったから白衣どうせ上から着るし〜なんで服装適当だったもの。


「ほらっ、こういう感じの方があなたに合うわよ?」


ピンクの髪を軽く巻いて頭の上の方でツインテールにし、メイクもシンプルなナチュラル系。


…やっぱりあなた。

モナシア様ってば美少女ね。私の目に狂いはなかったわっ。


この日を境にモナシア・グレーテルは誰もが知る美少女となったのだ。

彼女の少し抜けた性格もあいまって、グッと魅力が上がったのだった。

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