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20、プレゼントの中身は何?

朝食後、1人でいつも通り部屋で本を読んでいると小さくノックの音が聞こえた。


コンコン。


「どうぞー」


私が返事をすると、ミリーがぴょこっと顔を覗かせた。

うさぎみたいな。ふふっ。


「どうしたの?自分の部屋ができたでしょ?気に入らなかったの?」


私が手招きすると、ミリーはばぁぁぁっと顔を明るくさせて近寄ってきた。

そしてすぐにハッと顔を曇らせた。


いやいや、どんな情緒だよ。


「…ルナお姉様。誕生日パーティーなんで開かないの?お父様がダメって言ったの?」


あぁなんだそのことか。


「違うわよ。お父様はダメなんて言ってないの。ただ騒がしいのが好きじゃ無いの。私はいつも通り家でまったり過ごせたらそれでいいの」


ミリナを「そっか…」と納得したような、してないような微妙な感じで部屋を出て行った。


あれかな。

せっかく貴族になったんだからパーティーに参加してみたかった的な。

それだったらなんだか悪いことしちゃったわね。


ミリーの誕生日は盛大なパーティーを開いてあげるからお姉様に任せなさいっ。


そう決意しているとまたまたノルドが部屋を訪ねてきた。


「お嬢様、こちらを」


1つの小さいけるど綺麗に放送されたプレゼントをメルナの前にあるテーブルの上に置いた。


「いや、ロビーにまとめて置いといてからたらいいってば」


「フィリクス王太子殿下からです」


…。


「…。ねぇ、これ気づかなかったてことにはできないかしら」


「それは難しいでございましょうね」


スパッと答えるノルド。


でーすーよーねー。

てかなんで?

プレゼントなんていらんて。おめでとうって一文書いた手紙だけで十分だよ。


「こちらはプレゼントに添えられていた手紙です」


手紙もあるんかいっ!


ピラッと開く。



「誕生日おめでとうメルナ嬢


パーティーに参加させてもらおうと思っていたけど、どうやらパーティーを開かないということで今回はプレゼントだけでもと思って君のために選ばせてもらったよ。


気に入ってもらえると光栄だな。

では、近々開かれるお茶会で会えるのを楽しみにしているよ

            フィリクス・マチグナ」


お茶会?

近々?


え。どゆこと。

なんでこんな親しげな手紙送ってきてるかなー王子。

あと君のためにってなんだよ。


そろりと目の前に置かれているプレゼントを開けてみた。

中には、金色で作られ、真ん中にルビーがはめられた薔薇の形見をした髪留めが入っていた。


…髪の毛切ろうかな。

だって次お茶会とやらが開かれるならこれつけて行かなくちゃじゃん。


はぁとため息をつき、プレゼントの箱を再び閉じるメルナであった。

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