16、唐突に兄弟が…ほんと唐突に
そういえば、“真実の愛を”でのメルナって兄と妹いなかったっけ?
…私今バリバリの1人っこ満喫してるのだが。
いや。待てよ?
確か兄と妹は黒髪じゃなくて、チョコレートブラウンでふわふわな髪質だったはず。
お父様外で子供を!?って作中のメルナは勘違いしたんだよね〜。
ほら、お父様ってそんなめんどくさいことわざわざ口にしないじゃん?
…。
ちょって待ってよ。
思い出した。確か、お父様の弟さんはメイドと駆け落ちして平民になったんだ。
でも確かメルナが10歳の誕生日迎える前に2人は事故にあってあの兄弟がうちに引き取られーーっ!?
え?
私の誕生日来週なんですけど。
もう来るじゃん!!!
心の準備ーーーーー!
コンコン。
「お嬢様、旦那様がお話があるとのことです」
おうおう。
フラグの匂いがするぜよ。
「今日からこの子達がうちの子となる。仲良くするように」
ですよねー。
もう私の頭ポンコツなのかな?
いつも思い出すのギリギリすぎて用意何もできないじゃん。
ま、私は別に本当にお父様の不倫相手の子供だろうが、興味ないからどうでもいいけど。
ましてや虐めたりなんかしない。初対面で無視なんかもしないわよ?
三十路舐めないでくださいね?
大人の対応ってやつぐらいできますから。
メルナは綺麗に笑顔を貼り付け、優雅にカーテシーをした。
「初めまして。お兄様、それと妹となられるお2人方。仲良くして頂けると嬉しいです。これからよろしくお願いしますね」
「「…っ!!」」
しーーん。
無視かよぉ。仲良くする気無いってか?
チラッと2人に目をやると2人は頬を赤く染めていた。妹の方がポツリともらす。
「お姫様みたいっ…」
???
「あ、ありがとう?」
なにこれ。
こんな2人とも死んだような目でいかにもこの世の終わり見ないな顔してるはずでしょ?
なんでそんなキラキラした目で私のこと見つめてんのよ!




