11、お部屋もろもろ改造しまっす
でもさ?
私にはこのラブリーな部屋はキツいんですって。
32歳だぜ?(体は5歳の可愛いメルナちゃんだけど)
それに、メルナの黒髪に赤い目猫目でフリフリな部屋でフリフリリボンドレス着てたらまじでゴスロリにしか見えん。
三十路にはキツいって。痛いの!心が!
「…やっぱりダメ?」
コテンと首を傾げ遠慮がちに聞くメルナ。
何やら顔を抑えてプルプルと震える2人。
怒ってるよね流石に。
くぅーーーだめかぁ。つらたんたんだなぁ。
がっくしと肩を落とすメルナ。
「ゴホッゴホンッ、その。理由をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
ノルド。怒りを咳で誤魔化してるつもり?
まぁ正直に言おうかな。
…。あれ?
そもそもこれってメルナの趣味だよね。
ちょっと曖昧で覚えてないや。
「可愛すぎるんだよね。似合ってないし…」
「そんな!とても似合ってます!!お嬢様ほど美しく愛らしいとお嬢様はいませんっ」
先程まで黙っていたサリナが必死に訴える。
やめてーーー。
そんなに必死に訴えないよ、確かにメルナは可愛いよ?
でもそれとこれとは話が別というか、趣味の問題かな。
「と、とにかくもっと私はシンプルなのが好きなのっ!こんな目立つようなピンクでフリフリなドレスは着たくないのよ。目立ちたく無いし。部屋もドレスも白でまとめてっ」
「…お嬢様、目立ちたくないとは?」
そこ!?そこなのノルド?
拾うとこそこじゃないの!そこはさらっと流して。
「白って、地味でしょ?私別に目立ちたく無いし、白って落ちつくからさ」
少し黙る2人。
「白が地味だと言うことは同意しかねますが、部屋の模様替えと言うことでよろしいでしょうか?」
そうそう!模様替えよ!
「よ、よく分かりませんが私も白くて素敵なドレスでクローゼットを埋めてみせます!!」
意気込まないでー!
「いや、白だけじゃなくてもいいよ?ドレスは。水色とかクリームとかそっち系統で」
「!!!任せてくださいっ」
うん。不安。
前世で研究員していたメルナにとって、白は白衣を連想させる。
そのため、白衣に囲まれて生きていたこともあり地味な色という認識であるのだ。




