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第6話 依頼

 勇治は王室から出た後、瑠依とディオーネに言った。

「俺、帰ってきた事をエクシリアさんに伝えてくるよ」

 勇治はそう言うと、エクシリアの部屋に向かって行った。


 その姿を見て、瑠依はハッと気が付いた。

「三叉槍を鍛冶屋に渡してって言われてたんだ。ディオーネ様、トーマスさんってどこにいますか?」


「宮廷の離れに鍛冶場を作ったから、そこにいると思うわよ。三叉槍って?」


 三叉槍の事を聞かれて、彩から言われた話をした。


「14年後ね……三叉槍はどこに置いてるの?」


「中庭に置いてきました」

 瑠依とディオーネは、三叉槍を取りに行った。

 そしてディオーネは、置いてある真っ二つに割れた三叉槍を手にした。

「いくらトーマスでもこの状態なら、元に戻す事は不可能ね……精製して、全く別の物に作り替えるしかないわ……とりあえず、トーマスの所に行きましょ」


 二人はトーマスの所に行った。

「あっ!ディオーネ様、瑠依様、今日はどういったご用で?」

 トーマスは剣を叩いていたが、二人が目に入り一旦手を止めた。


「これを見てもらっていい?」

 ディオーネはトーマスに三叉槍を見せた。


「これは……普通の武器とは違いますぜ……瑠依様や勇治様が使っている武器と同じ転生者の武器ですぜ。これを直しても転生者が協力してくれない限りは使いこなせないはず…これをどこで?」


「サーガレストの魔神が所持していたんです」

 瑠依が答えた。


「こうも真っ二つなら、一から作り替えでしょうな……」


「トーマス、もう一度作り直してもらえる?」

 ディオーネが頼んだ。


「転生者の武器を扱った事ないからな~、かなり日にちを要するに事と、直して転生者の意識が戻ったとしても、転生者が協力してくれるかどうかは保証しかねますがね」


「それでもいいです……友達から言われて」


「14年後までに作ればいいそうよ」

 ディオーネはトーマスに言った。


「14年……分かりやした。なんとかやってみせますぜ」


「ありがとうございます」

 瑠依が頭を下げた。


「ふふっ、伯爵様がそんな軽々しく頭を下げてはなんねぇ」

 トーマスは瑠依の胸に着けている勲章を見ながら言った。


「もしかしたら他の武器が手に入るかもしれないので、その時また持ってきます」

 瑠依がそう言うとディオーネと共に鍛冶場を出た。


「他の武器って?」

 ディオーネが尋ねた。


「魔神が所持している武器です」


「魔神ミノタウロスのあの武器か……」

 ディオーネは戦った時に、ミノタウロスが手に持っていた武器を思い出した。

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