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銀河への飛翔

作者: 天川潤一郎

 おら、考えた。多くの村人はイエスさまのもとへ向かった。おら、おっかが病で伏せっているので行けなかった。もう明日をも知れない有様だった。医者の源庵は「行くなら行け、ばってんおっかにお別れを言ってからにしろ」と言われた。

「そらどういう意味かな」と聞いたら、「おそらく冥土でしか会えん」と恐い顔で言うたとばな。そらおっかのことば、ほっちらかすわけにゃいかんどもん。おらは泣いて祈った。おっかのことを、そしておいらの仲間のことを。一睡もせえで。

 それは数日前のことだった。隠れ山にお祈りに行ったときのことだった。

 五郎兵衛が一揆の様子を教えた。

 口之津で起きた乱は天草でも呼応した。盟主は天草四郎という神さんの成り代わりじゃっと。大矢野ん方から下島に向かいよるという。

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