読書をしていて思ったことをいくつか
芥川龍之介の『羅生門』は、昨今問題になり始めた、累犯障害者の話と通じるものがあるように思う。
生きていく為に悪い事をしなければならない、という点で、似ているように思う。
また『レ・ミゼラブル』に於いても、始めはそのような展開だったが、あれは主人公が出所して司教と出会った後、お金もある、力もある、と殆ど無敵のような人間に変貌してしまうので、どちらかと云えば昨今もてはやされている、異世界転生チート作品に近いものがあるように思う。
ただ、異世界転生チート作品という意味では、『モンテ・クリスト伯』の方が、それらしいだろうか。
また、全然関係無いが、『約束のネバーランド』は、『動物農場』・『すばらしい新世界』を足して2で割ったような内容だと思う。