45話・俺の彼女達の談笑
「はは..でもよく、俺がナナの事を考えてるってわかったね...
ナナの名前を出していないのに?」
「それはわかりますよ...だってコウ君、ナナさんの事を考えてる顔は
特徴あってモロバレですから!」
「へやあっ!?モ、モロバレッ!?」
俺はクーナさんから聞かされるその事実に、目を丸くして驚いてしまう。
「はい、モロバレですよ♪だから、コウ君がナナさんといなくなった後
その話を中心に、カノン先輩と談笑をしながら登校したんですよ!
おかげで学園に到着するのが、少し遅くなっちゃいましたけど♪」
「そ、そうなんだ...」
二人には、モロにバレバレなんだ......
あ、でも思い出してみたら、カノン先輩には最初からナナの事を
考えている時、全てお見通しだったっけ...。
でも、ナナの事を二人で談笑......か。
カノン先輩とクーナさん、一体なにを話したんだろう...?
き、気になるな......
やっぱ、ナナに振り回されている俺が、情けないとでも言って
いたのかな...?
だとしたら、嫌だなぁ......
嗚呼!考えれば考える程、ますます気になってきちゃった......
よし......
「そ、それでカノン先輩の様子はどうだったのかな、クーナさん?
今朝の事について、何かナナや俺に対し、その...文句の1つ2つを
言ってたりはしなかった?」
「え?今朝の事で、カノン先輩がナナさんやコウ君に文句を...ですか?」
「う、うん...ほ、ほら...俺に対して、幼馴染のナナがとんでもなく
おかしな行動を取ったじゃない...。そ、それに関してカノン先輩がマジで
ドン引きをしてないかが、少し...イヤ、かなり気になってしまって...さ!」
俺は聞きたい事を少し濁しながら、クーナさんへ遠回しに聞いてみる。
「そうですね...文句は言ってませんでしたよ。文句を言うどころか、
あの奪取力には凄く感心していましたよ。流石にあの行動は私にも
全く以て予想外だったって...」
その時のカノン先輩の表情と言葉を、クーナがわかりやすくコウに
詳しく教える。
「あ...因みに、私もコウ君やナナさんに文句は言ってませんよ。
それにナナさんのあの予想を越えた行動には、慎重派の私からしたら、
カノン先輩同様、感心しちゃいましたよ!」
クーナが本当に感心したという表情をして、あの時のナナの行動を
語っている。
そっか...予測外だった...か...。
はは...まあ、そうだろうね。俺もビックリ仰天な行動だったし...
あれを理解できるのは、きっとナナ本人のみだろうなぁ...。
今朝のナナの行動を...俺を小脇に抱えて奪取したあの事を思い出し、
やはり、何故あんな突発的な行動を起こしたのか、全く理解できず...
思わず苦笑してしまうの俺だった。




