表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
200/237

200話・俺、再び『あれ』に出くわす


「な、なぁ、セティ...あ、あれって、本当にゴブリンキングと

ゴブリンクィーンなのか?」


にしては、見た目も姿も何かゴブリンとは、似てもにつかない気が

するんだけど?


『そ、そんな...そんな馬鹿な事がっ!?』


「どうした、セティ!いきなり神妙な声を荒らげちゃって!

大丈夫か!?」


『あ...コ、コウ』


様子のおかしいセティを心配したコウが、少しおおきめの声で

呼び掛けると、その声にセティが反応する。


『先程のコウの疑問への答えですが...結論から言いますと、あの二匹は

間違いなく、ゴブリンキングとクィーンです!』


そして先程のコウが述べた疑問に、セティが真面目な口調で答える。


「そっか...間違いではないんだ。何かさ、見た目が完全に人っぽい姿だったから、

ゴブリンキング達と違うのかなって思ったけど、あれがゴブリンキングと

ゴブリンクィーンの姿なんだね?」


『いいえ、それは少し違います。正確にはゴブリンキングとクィーンの姿じゃなく、

『元』ゴブリンキングと『元』ゴブリンクィーンの姿と言うべきですね...』


「はい?そ、それって、どういう事?」


セティの述べる意味不明な言葉に、いまいち理解ができない俺は、

ハテナ顔をして首を傾げてしまう。


『あの二匹は...ですね。ゴブリンキングとゴブリンクィーン...この二匹の

『ユニークモンスター』なんですよっ!』


「ユユユユ、ユニークモンスターだってぇぇぇぇっ!?」


セティの口から発されたユニークモンスターという言葉に、俺はこの間の

クエストで戦って死にかけた、あのポイズンベアのユニークモンスターを

思い出してしまい、全身から血の気がドッと引いていく。


「そ、それでセティ、あいつらのステータスの方はどうなんだ?

やっぱり、普通のゴブリンキングやクィーンより、す、数値は高いのかっ!?」


『ユニークモンスターですから、それは当然かと...。と、取り敢えず、

あの二匹のステータスを見てみますので、少し待って下さい!』



『ステータス・オープンッ!』



――――――――――


ゴブリンキング(ユニーク)


LV66


HP8800

MP1500


攻3300

防1200

速1200

魔1080

幸1050



ゴブリンクィーン(ユニーク)


LV55


HP5500

MP5500


攻1000

防1300

速1200

魔3300

幸1980


――――――――――


『...ですね』


「な、何ですとぉぉ!?れ、LV66とLV55だってぇぇぇっ!?」


『それにゴブリンキングの攻撃力が3300に、ゴブリンクィーンの魔力が

3300ですか...。二匹の主力ステータス数値がコウの倍近くありますね...』


目の前にいる、ユニークモンスターのゴブリンキングとクィーン。


その二匹のあまりにも高い数値にコウとセティが驚愕してしまい、

茫然自失となってしまうのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ