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185/237

185話・俺のステータスが予想以上に上がってた!


「おお!スゴいな...これ!これが精霊憑依ってやつなのか♪」


俺は明らかに普段とは違う自分の力に感動し、心がウキウキしている。


『ふふ...どうです、コウ。精霊憑依の威力の程は?』


「うん。中々の感動ものだよ!」


自分の力に酔いしれるって、まさにこんな気分なんだろうなぁ♪


『でも凄いからって、その力にあまりのぼせないでね。所詮、力は

破壊行動でしかないのだから...。これを見誤い溺れてしまうと、

一瞬で破滅へのロードに直行ですので...!』


「そ、そんなのわかってるって、俺も自分の身の程は知っている

つもりだから!」


セティの珍しいくらいの真面目な説教に、自惚れはしないと誓う。


「ふふふ...どうだ、ミル?これなら俺を置いて、学園へ行けるだろ?」


「う、うん...。確かに凄い力を感じるよ...」


凄まじいオーラを放っているコウを見て、ミルが静かにそう呟く。


「でも、確実な安心の為に、コウスにぃのステータスを見てもいい?」


「え?ステータスを?ミルがそれで安心するなら、別に俺は構わないよ!」


ミルのお願いに対し、俺は迷いもしないで、あっさり許可を出す。


「そ、それじゃ...失礼して......」



『ステータス・オープン!』



―――――――


コウ・ラーディス


LV26


職業・学生


HP 930

MP1250


力1010

防1020

速1100

魔1250

幸1005


――――――――



「ちょ、ちょ、ちょぉぉっ!?なな、なんなの!こ、この異常過ぎる

ステータス数値は!?殆どのステータス数値が千を超えているじゃない!?」


あまりにも高い数値の自分の兄のステータスに、ミルが目を丸くして

喫驚してしまい...


「ええぇぇぇ!マジでぇぇぇぇぇっ!?」


コウもコウで、ミルが発したステータスが千を超えているという言葉に、

目を丸くして喫驚してしまう。


『ふふふ...どうですか、コウ!これが私の精霊憑依の力なのですよっ!』


見えないのに、セティがドヤ顔をしている姿が、ハッキリとその目に

浮かんでくる。


「あ...そうだ。これって、一体いつまで効果が持続するんだ?」


『そうですね...大体、今から数えて、夕暮れまでは効果が続くと

思いますよ!』


「夕暮れって、そんなに時間がないじゃん!し、しくったぁぁっ!

ゴブリン達がいる近くで発動すればよかったぁぁぁぁぁっ!」


後悔、先に立たず...


ま、まぁいい...そうとわかれば、ここに長居は無用!


「それじゃ今度こそ、ゴブリンの最強の棍棒を求めて...上位種の

ゴブリン達を探しに行きますかぁぁぁぁっ!!」


俺はそう叫声を上げて気合いを入れると、大地を垂直に思いっきり

蹴り上げて、上空へとジャンプした!


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