表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
130/237

130話・俺の彼女達vs妹と幼馴染のバトル! その1


「いや...まだです...。まだ、間に合います...。ここであの自称・恋人の

二人を亡きモノにすればいいだけの事です。ふふふ...これでコウにぃは

私だけのモノですっ!」


フッと口角を上げたミルが静かに立ち上がり、そして身構えるとカノン達に

向けて次元断裂ブレードを突きつけた。


「さぁ...そこの銀髪のお姉さんとオレンジ髪のお姉さん!いざ、いざ、尋常に

勝負です!」


「ほほう...この私に勝負を売るか...。いいだろう、その勝負...買った!」


カノンがカッと目を見開いて、ミルに向かって人差し指を突きつけると、

腰にさげていた白銀の槍を手に持って、グルグルと回して身構える!


「ちょっと、カノン先輩にミル!何を戦闘状態になっているのっ!?」


「ふ...いいではないか、コウ。グランジとトルエとの交流試合...これに

文句を言う輩はいない筈だ!」


「しかしですね...一対二は流石にミルには厳しいと言いますか...」


「なら、私と妹ちゃんの二人だけでやればいいだけの事だ!」


カノンが歯をキランッと光らせると、コウに向かってサムズアップする。


「いいえ...その心配は御無用よ、カノン先輩。何故ならば...この私がミルと

パートナーを組みますからっ!」


ナナが得意武器、トンファーを構えてミルの横に立つ。


「ふ...ナナさんとコンビを組むですか...。まぁ、それも久しぶりで面白いかも

しれませんね♪」


ナナとミルが目と目を合わせると、ニヤリと微笑み合う。


「ほほう...。これは益々面白い事になった...なぁ、クーナちゃんっ!」


「イヤイイヤヤイヤイヤイヤイヤッ!?私的には、ちっとも面白くなんて

ありませんからねっ!!」


満足な笑みを浮かべたカノンの手招きに、クーナが気絶したいくらいの

拒否反応を起こす!


「だって、相手は1年のトップエースのナナさん、それにトルエ学園の

トップエースの称号と同格の地位にいるコウ君の妹さん!」


それに私のパートナーに、同じく2年のトップエースのカノン先輩って...


こんなトップエースの同士の戦いに巻き込まれたら...死ぬ...


私、高い可能性で...死んでしまうっ!!


「はう!?クーナさんが、物凄い目力で俺に助けを行程るっ!?」


クーナさんが懇願するが如く、穴が空く程の目線で俺をジィィーッと

見てくる。


しかし、スマン、クーナさん!ああなった、カノン先輩やミルとナナを

とめる手立てなんて、俺には全くないんですよぉぉっ!


俺は地面に両手と両ひざをペタンとつけると、静かにクーナさんへ向けて

土下座をするのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ