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姫様転生 -運命の歯車をぶち壊せ-  作者: ねこねここねこ
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それぞれの決意とパーティーメンバー結成

元剣聖と元大魔導士の元で4年間修業したマリア達はそれぞれの決意と共に自らの行動を決めます。

王国へ向かうパーティーの結成。

 その日の朝は何事もなく静かな一日の始まりだった。


 若干の寂しさを覚えながらも何事もなくシャワーを浴び終え頭をスッキリさせた私は服を着ると皆がいるテーブルに向かう。

 

 「おはようございます。」


 「あ、おはようございます。ご主人様!」


 朝食の用意をしていたメアリと配膳を手伝っていたシルフィーにおはようと返すと席に着く。


 「そういえば、師匠たちは?」


 いつもなら既に席にいるはずのソルティラがいない。


 「あ、おばあちゃんならもうご飯食べて探し物があるとか言って出てっちゃいました。」


 おばあちゃんと言えるのはシルフィーくらいだろう・・・怖い物知らずめ。事実としてはシルフィーの方が歳上なこともあり、ソルティラさまの口癖の年長者のいう事は素直にお聞き!!が唯一効かない相手でもある為か、天然なシルフィーに言っても無駄だと降参したのかは知らないが。


 「ふーん・・・ルークとエロジジイは?」


 「おじいちゃんならルークさんと一緒に出て行きましたよ?」


 「ふーん・・・」


 珍しい事もあるものだ。レナードは普段朝は基本私に絡んでくるのだが・・・。


 「かまって貰えないとそれはそれで寂しいのかしら・・・くわ~・・・あ・・・?」


 低血圧の最後の起床者が目をこすりながらやってきた。見目のかわらない、エルフ族のシルフィーと若干色気が増したような気がする程度もメアリと・・・残念な成長しかしていない私とは違いもっともここ4年で変わったエレナがフラフラとしながら席に座る。


 「違うって!!」


 歳がそんなに違わないのにこの発育の差はなんなんだろう。エレナは貴族の娘らしく身長が伸び、モデルのように変身していた。モデル体型という事もあり、やや二つの膨らみはメアリに比べる小さくはあるが、それでもCはあるだろう。金髪のロングヘアは訓練中、光に当たると輝いてるように見え少し羨ましい。


 朝のこの時間だけは除く。


 ボサボサの髪にテーブルに突っ伏すエレナは胸が邪魔だと位置を調整しながら少しでも気持ちよくだらけられないかと寝ぼけ眼で思考が停止気味である。


 隣に座るエレナの頭を撫でる。


 「またこんなボサボサにして・・・・明日からどうするのさ。宿屋とかで寝ぼけてそのままの格好で公共の場に出ないように気を付けてよね?」


 「・・・・努力は・・・するわ・・・」


 世に言うネグリジェのような恰好でいるのだから困ったものである。そして、これがエロジジイからのプレゼントだからより困ったものである。ちなみに、私のパジャマも同様でありこんな何もない山奥では店もなく着ざるをえないのだから仕方がなかったのだ。月に一度の街への買い物は爺さんとルークのみ外出許可が出ていたのだ。冒険者としての山での知識や魔物の知識、街での危険性を考慮して。


 ソルティラは恐れられている噂とのギャップの一つとして実はこの手の服が若い頃すきだったらしく噂と違い物凄い可愛い少女趣味を持っていたという事だ。なので中身が残念な知らぬが仏の白馬の剣聖に恋をしてしまい今に至るようなのだが・・・・。なので半分自身も昔大量に持っていた事もありこの手の服は、かなりギリギリな見え方をするのだが意外と文句を言ってこないのだ。


 「普通のパジャマだろう?どうしたんだい?そんな頭を抱えて・・・・」


 初めの頃に爺さんがスキップをしながら下山した理由がこれだと知った時には剣聖の夢が違う意味でも崩れたのを覚えている。さすがにソルティラと付き合いが長いだけあって、ソルティラの琴線に触れないギリギリを思惑通りに素知らぬ顔で通してくるエロジジイには呆れたものだ。


 隣で堂々と来ているエレナは元々貴族でこういう服を普通に来ていたらしいし、シルフィーは元々動物の皮や布一枚の生活を送っていたエルフ種族の為、全く気にしておらず。この手の服を爺さんの次に喜んだメアリはこれを着て一緒に寝ましょうなどと率先してきていた。


 まともな反応は私とルークだけであった。しかし、慣れとは怖い物でたまに顔を赤られる時のあるルークだが


 「ただ今戻りました。おはようマリア。こっちは準備万端だ。」


 こうして隣で薄布一枚でいるエレナを完全スルーするスキルがいつの間にか身についていた。


 (ん?そんなルークの顔が今にも倒れそうな程に青い・・・それに汗が凄い。おっ!?腰に見慣れぬ剣が・・・・)


 「あれ?初めて見る剣だねそれ!見せて!見せて!」


 「流石といいますか・・・マリアは剣には目がないようですね。でもこれは・・・」


 何故見せるだけに躊躇する?


 「それは無理じゃ。マリア。」


 「このエ・・・レナード師匠?」


 誰だこの人・・・修行中でもこんな顔をしたことなかったレナードがやけに真面目な顔をしている。


 「この剣はな・・・認められない人間には触らせることは出来ないんじゃよ。」


 「認められないって・・・剣王レベルにならないととか、師匠に認められない取って事ですか?」


 「いや、この剣そのものにじゃ・・・ルークはギリギリで認められたようじゃがな。危うく、ワシがルークを殺さねばならん所じゃった。認められてホッとしたわい。」


 「はあ!?何それ、この短時間で何をやってたのよ!今日これから旅に出て王様に喧嘩を売りに行こうとしている人間に対して!!」 


 「いえ、喧嘩を売ろうとしているのはマリアであって僕は別に止めようとしているだけなのですが。」


 「そういう事じゃない!本当に大丈夫なの?身体は無事!?」


 「し、師匠が横で叫んでいてくれたおかげでなんとか試練をクリアできました。それに・・・」


 青白い顔で見られてもこちらとしては不安である。それにの後が出てこないし!


 「本当に出発したら倒れるとか勘弁してよ?」


 「だ、大丈夫ですから。そんなに触られなくても外傷は一つもないですって!」


 ならいいが・・・


 「よかったのクリアできたきっかけに感謝じゃな。」


 「け、剣聖様!」


 「ひょっひょっひょっ」


 ? 


 置いてけぼりな私は気になって仕方がないのだが、教えて貰える雰囲気がないので仕方がなく出されている朝食を食べ始める事にする。既にこの会話に混ざることはなかったがソルティラを除いた全員が席につており、私に続いて頂きますといいながら食事についた。


 食事を終えるとより空気が重くなる。変な緊張感が辺りを支配している。


 「それで、最後の確認をしたいと思うのだけれども・・・前提としてはどれくらいの日数かかるかはわからないけれども王都へ行き、シュバイン王子をどうにかいてからここに戻ってくるつもりでいる。報告だけはお二方にしないといけないからね。だから永遠の別れってわけではないと信じているわ。行くか行かないかは自由意志に任せます。」


 「アタシは当然行くわ!」


 「僕も昨日お話しした通りです。」


 ここまでは想定の通りである。


 「私は不参加にします。」


 こちらもまた一番反応が薄かった為、そんな気はしていたメアリである。

 

 「あそこの近くの貴族の方と少々私も縁がありまして・・・良縁ではなかったからこその今なのですが。奴隷に落とされていた者がいては何かと問題になるでしょう。一つその代わりに城へと行ける手があります。この紙を王都に住まう貴族のカルバラ家のランクスタ様にお渡しください。きっと色々と協力して頂けると思います。」


 どんな関係だったかは聞かないが役に立つのならありがたくその縁を使わせて頂こう。


 「ありがとう。ここは離れないで待っててくれるの?」


 「当然です。マリア様とエリナちゃんという二つの花を待っている私とか・・・ふふうふふふっ。」


 エレナと私の背筋にゾゾゾッと何かが走った気がする。エレナも同じ視線を私に向けていたのだ。

 

 (まあ、2人の身の世話をしてもらえるのならありがたいか。恩を返しきれないからな・・・)


 「なら、2人の世話をお願いね。」


 「はい、お戻りをお待ちしております。」


 ・・・・メイド服が違和感なくなってメイドが板について来ている気がする。


 「私も行かない事にします・・・」


 「え!?」


 (予想外!シルフィーが行かないとか・・・)


 理由としては、エルフの入国など禁止していない国ではあるがエルフは目立つ。姿を隠しながらの行動でも姿がもしバレた場合、芋づる式に行動を供にしている私達が捕まる可能性があるという事らしい。


 (気にせずともいいのに・・・。それに私と命を共有する呪いをかけているんだから、私が知らないうちに窮地に立たされてとか嫌ではないのかと思っていてくると思っていたのだが・・・)


 「もしかしたら途中で合流するかもしれません。いえ、ご主人様とは離れたくありませんから合流します!でも、今はダメです。三人の足を引っ張りかねません。」


 実力差にも不安を抱えているらしいが・・・そんなに思っているほどではないと思う。

 比べる対象が私達しかこの場に居ないからだけであるのだが・・・


 「行きません!もう少し教えて頂いてからでないと私が納得できません!!」


 意外と頑固なところがあるシルフィーである。何を言っても無駄だろう。


 しかし、これで大きな問題が出てきたのは確かである。何故に配膳の手伝いを含め、料理関係の得意なメアリにつけていたというのだろうか・・・・


 元貴族のエレナが料理をしたところを見た事がない。絶対にできない。


 私、元の世界では親がいないときなどにはカップ麺とチャーハンとレトルトカレーを料理と豪語していたのだ。この世界でも出来てもチャーハンくらいだろう。あとは、野菜を適当に千切って塩を振って並べたものをサラダとして料理とカウントするかどうかの二品程度だ。


 ・・・・ルークは一人でも冒険をしていた事があると聞く。料理は出来るのだろう。


 男飯。 冒険者の飯。 食事に関しては出る前から絶望感しか見えてこないのだが・・・。


 (予想外過ぎる。強制にしておけばよかった。)


 「大丈夫!マリアは私達が守るわ!」


 (死亡理由がエレナの手料理による食中毒にならない事を祈るとしよう。)


 「まあ、三人で動く事に人数的な不安はあるけど・・・意志を尊重すると言ったのは私だからね。わかったわ、じゃあ荷物をさっそく二人とも持って来て。三人揃い次第行きましょう!」


 

 

 


 

パーティーメンバーは実力者三人ですが・・・それぞれに抱えて隠している者同士・・・さてはて。

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