新しい仲間との出逢い その名は…
温泉の後これから1週間寝泊まりはこの神社でと言う事になり四人は深い眠りについた。
霊子「う・うう~ 」
霊子は悪夢に魘されて居た。霊子は小さな時に父親と有る理由から離別して居た。
霊子「お父さん…」
清美「霊子さん 霊子さん」
清美に揺さぶられて悪夢から要約目覚めた霊子は汗をびっしょり掻いていた。
清美「大丈夫ですの?大分魘されてましたが?」
霊子「イヤな夢を見てました…」
清美「…差し支えなければ訳を話して貰えませんか?」
霊子「解りましたわ。実は」
霊子は幼い頃父親との特訓中に有る化け物に襲われ父親をそれで無くしてる事を話した。
清美「…… マジですか? 私もですわ。やはり幼い時に特訓中に襲われて…」
霊子「ええ 私と同じ体験者が居たんですか~絶句」
清美「見たいですわね。私は父親があの異形に取り込まれる所まではっきりと見て居ます。」
霊子「私もうっすらとは覚えて居ます。父親が私を庇ってあの異形に」
清美「私もですわ。お互いツラい過去を持って居たのですね」
霊子「二人居ると言う事はそれ以上取り込まれててもおかしく無いと言う事でしょうか?」
清美「確かに最近私も怪しい強い気を感じ段々大きくなって行くのを感じていました。」
霊子「私達は勝てるのでしょうか?あの異形に?」
清美「解りません。正し今はやれるだけの事はやるのがこれから先に必ず役に立つと思います。」
霊子「ですわね。汗を掻きすぎましたわ。もう一度温泉で汗を流して来ます。」
清美「そうですわね。明日はこれからの事を考え武器を探しに行きます。」
霊子「そうですわね。昨日の霊体の事を考えると必要になりそうですわ」
清美「ならまた明日 私は眠ります。」
霊子「私も汗を流して来たら眠ります。お休みなさい。」
次の日の昼頃四人は以前買い物に来たモールに来ていた。
清美「私と霊子さんはこの先に有る古物商で買い物します 桜子さんと桃子さんは印を強くする物を買い物宜しくお願いします。」
桜子・桃子「任せて下さい。」
清美「では解散」
清美と霊子は古物商の中に来ていた。
清美「ここは有りとあらゆる物が揃ってますから買い物が楽しくなりますわ。」
霊子「確かにスゴい品揃えですわね」
清美「ここのご主人は父親の親友でも有り色々贔屓にさせて貰ってます。」
店主の御老人「おやおや 清美さん いつも御贔屓に」
清美「こちらこそ いつも助かってます」
店主「今日は何をお探しかい?」
清美「私の波動に耐えられる木刀が欲しいのです。」
店主「成程 じいも最近力をひしひし感じるのじゃ 確かここに」
清美「貴方も感じますか?恐ろしい程の力を」
店主「ああ アレには流石のお主の父親も勝てなかったじゃろう。」
清美「……実はここに居る霊子さんも昔父親を」
店主「何とあんたと同じ運命を背負った子が…」
店主がマジマジと霊子を見る。
霊子「私は忘れて深層心理の中に記憶を押し込めてました。でもやっぱり記憶はなくならいですね…」
店主「一体何人この様な酷い運命に」
霊子「え?やはり私達の他にも?」
キャー その時にモールの広間にけたたましい悲鳴が湧き起こる。
清美「霊子さん」
霊子「清美さん」
清美「行きますわよ」
霊子「ええ」
二人は勢い良くかけ出し向かった先には異形の霊体が姿を表す。
清美「この前とは様子が違いますわね?」
霊子「ええ強い霊気を感じます。人間に取り付いてはいますけどね。」
まもなく騒ぎを聞きつけ桜子と桃子が駆け寄る。
桜子・桃子「遅くなりました。うそ
何これ?」
清美「貴女方も感じますか?この異様さを?」
桜子・桃子「はい
怖いです。」
清美「でもやらなければなりません。桜子と桃子さんは協力して印を張って下さい。」
桜子・桃子「はい
解りました。」
桜子に先導されて桃子と一緒に素早く印を張り終える。
桜子・桃子「終わりました。」
清美・霊子「解りましたわ。行きますわよ。」
呪文とともに波動を繰り出す二人だが異形の霊体に命中しても霊体が人間から離れ無い。
清美「な!何て事!」
霊子「そんな私達の波動が効かない?」
清美「そんなハズは無いわ」
連発して波動を繰り出す清美しかし霊体が人間から離れ無い。
霊子「うそ?こんな事が…」
清美「ハアハア
こんなバカな事が…」
桜子・桃子「絶句」
???「何をしてるの? お去きなさい。」
突如の絶叫と共に波動を携えた剣を持った女が姿を表した。
店主「おお!アレが噂に聴く霊剣アラタカ」
清美「ええ それって滅多に使いこなせる人が居ないと言う?あの伝説の?」
店主「わしも実際に見たのは初めてじゃしかもあんなに大きな波動は」
清美「確かにスゴい」
???「さっきの波動で大部弱ってますわね なら一撃で」
???「はああ!」
気合い一閃 見事な太刀捌きで霊体のオーラ部分に切りつけると人間から霊体が飛び出して来た。
???「今よ二人の力で浄化しなさい。」
二人「解りましたわ。はああ!」
気合い一閃放たれた波動は見事に霊体に命中浄化されて霊子の波動銃に収まる。
???「アレは2等霊 簡単には剥がれ無い霊体よ」
二人「あのありがとうございました。貴女のお名前は?」
???「ああ自己紹介まだでしたわね。 私は武藤剣子 剣子と書いてけいこと読みます。此方は斉藤百合江さん 私の助手です。」
百合江「あ・あの・あの…宜しくお願いします。」
消え入る様な声で挨拶をする百合江。
桜子・桃子「こちらこそ宜しくお願いします。」
二人同時に握手されて
百合江「あわわわ~‼ けいこさーん‼」
剣子「ふふ 百合江は人見知りだけど宜しくお願いします。」
清美・霊子「こちらこそ宜しくお願いします。」
店主「清美ちゃん アラタカが有る以上此方にはアレ以上の代物が無いが宜しいか?」
清美「はいアレで大丈夫だと思います。」
店主「多分あのお方もお主達と同じ命運じゃ」
店主は謎の言葉を残し店の奥に消えた。