新しい仲間と合流 その名は…
桃子が霊子の助手になり大学に通う初日正門前で偶然鉢合わせる。
桃子「霊子さん おはようございます(*^^*) これから宜しくお願いします。」
霊子「こちらこそ 宜しくお願いしますわ」
そんなあどけない会話を交わした後それぞれの教室に移動。
あっという間に放課後になり約束してた正門前に来たら桃子が先に来て居た。
霊子「早いですわね。もう終わりましたの?」
桃子「はい。霊子さんも? 今日は何か予定有りますか?」
霊子「今日は特に無いわね。」
桃子「なら私に付き合って貰えませんか?バーゲンセール中のモールが有るのです。」
霊子「良いわね 行きましょう。お買い得なの有れば良いですわね。」
桃子「はい‼ 霊子さんとデートですね」
霊子「う(苦笑) デートと言うのは異性とする時を言いますわよ⁉」
桃子「そんな(笑)
堅い事言いっこ無しですよ(笑)」
そんなあどけない会話をしてる内にモールに到着
二人で一時のショッピングを楽しんだ。
霊子「楽しかったですわね。少々買いすぎてしまいましたが(苦笑)」
桃子「確かに(笑)
でも私も色々買っちゃいました(笑)」
霊子「確かにセール中だけ有ってお買い得でしたわね」
そんなとりとめの無い会話の最中に突如悲鳴が鳴り響く
桃子「霊子さん‼」
霊子「近いですわね‼ 行きますわよ。桃子さん」
桃子「はい‼」
二人急いで現場に向かうと腰を抜かした店員さんが青ざめた表情で「あれ‼ あれ‼」と指差す方向には取り付かれた異様な人の姿が。
霊子「マズイですわね。こんな人気の多い所で
」
桃子「今は皆さん遠巻きに見てるだけだしここは広間なので印も張り易いです。」
霊子「解りましたわ。印はお任せします。」
桃子「解りました‼お任せ下さい。」
桃子が素早く印を張り出すが初めての作業で戸惑ったのかいつもの2倍以上の広さで印を張ってしまった。
桃子「霊子さんすみません。勝手が解らなくてつい広めに」
霊子「仕方無いですわね。これで行きますわよ。」
霊子が呪文を唱え始めると取り付かれた人から霊が飛び出して来た!
霊子「3等霊ですわね。手早く済ませますわ。」
が印を広めに張り過ぎた影響かなかなか素早い霊の動きに霊子も付いて行けない。
霊子「く!こんな素早い霊は初めてですわ。」
桃子「すみません私がドジったばかりに」
霊子「桃子さんは初めてだもの仕方無いですわ。く!狙いが付けられ無い。」
霊子も呪文を唱え続けているせいか疲労が色濃くなって行く。
霊子「く!こんな時に」
桃子「霊子さん‼ 大丈夫ですか?」
桃子が心配そうに声を掛けた瞬間
???「何をやってるの? もっと呪文を唱えて」
桃子「貴女は?」
???「自己紹介は後です。そこの貴女?あれを壁際に追い詰めて挟み撃ちにするわょ」
霊子「解りましたわ。やって見ます。」
見るからに体力の有りそうな巨体の???が呪文を霊体に連発
霊体は「ぐうう」と悲鳴を上げジリジリと壁際まで後退
???「今です。二人の力を霊体に」
霊子「解りましたわ。」
二人「悪霊破断!」
二人が叫ぶと同時に霊体がすうっと消えて行く。
と同時に霊子がガックリと腰を落とした。
桃子「霊子さん 大丈夫ですか?」
慌てて桃子が駆け寄り霊子を抱き抱える
???「ふん そんな体力じゃこの先やって行けないわよ。」
霊子「本当ですわね(苦笑) もっと鍛えないと。所で貴女は?」
???「ああ 自己紹介まだでしたわ。私は十六夜 清美(20) 貴女と同じ霊祓師です。」握手を求める。
霊子「私と同じ年齢ですわね。こちらこそ宜しくお願いしますわ。」
お互いに健闘を称え合い霊子が桃子を紹介する
霊子「こちら 桃子さん 私の助手ですわ。」
清美「貴女があの印を張ったの?」
桃子「はい 慣れなくて失敗してしまいました。」
清美「紹介するわね。こちら 武中 桜子さん 私の助手をやって3年になるわ。印の張り方とかは彼女に聞いて頂戴」
桜子「桜子と申します。宜しくお願いします。」
二人に握手を求める。
桃子 霊子「こちらこそ 宜しくお願いします。」
霊子 桃子コンビに清美 桜子コンビが加わり益々頼もしく感じる霊子なのでした。