父との決別 後編 そして最期の闘いへ。
桃子「霊子さん! 霊子さん!」
私を揺さぶられれる感触と桃子さんの泣き叫びながら私を呼ぶ声にうっすらと意識が回復して行く。
霊子「は! 私は一体?」
桃子「眠り続けてずっと起きないから心配してたんですよ。」
泣きじゃくりながら桃子がしがみつく。
霊子「夢を見ていました。幼い頃の私と父が居て。異形に飲み込まれて。父が私に」
ハッとして波動砲を見るとそこにはシルバースターの紋様が入った波動エネルギーの塊が有った。
霊子「父がこれを」
桃子「先に清美さんが目覚めた見たいなので確認しに行きましょう。」
同じ頃 百合江と剣子にも同じ事が起きていた。
桃子「剣子さんも目覚めた見たいですね。」
霊子「ええ。剣子さん 大丈夫?」
剣子「大丈夫です。私の剣先にシルバースターの紋様が刻みまれていました。」
霊子「やはりそうでしたか。私も父から贈られましたが剣子さんも?」
剣子「ええ 私も父から」
桃子が百合江に近付く
桃子「百合江さん大丈夫ですか?」
百合江「ずっと起きないから心配でしたけどもう大丈夫ですね。」
桃子「今から清美さんの所に確認しに行く所です。後の3人も心配ですし。」
霊子「さあ 剣子さん 百合江さん 行きましょう。」
剣子・百合江「はい。」
四人連れ立って向かった先には清美と如月姉妹の姿が。
霊子「清美さん二人起きましたか?」
清美「お二人供 起きましたか。ええ今気が付いた所です。」
霊子「清美さん貴女もお父さんから?」
清美「はい受け取りましたが私はイヤ~な予感が絶えません(笑)」
弥生「は! ここは?」
月見「お姉様
父上と遭遇して」
弥生「わしもじゃ 何やら贈り物を受け取ったが」
清美「お二人供大丈夫ですか?やはりお父様から贈り物が?」
弥生「ああ 清美殿か? 確かにプラチナスターの紋様が入った指輪が贈られた」
月見「私は剣にプラチナスターが」
霊子「成る程
ここまでは全員お父様からプラチナスターの贈り物が贈られたのですね。」
清美「そうですわね。後はソフィアさんか」
7人連れ立って桜子の元に向かう
清美「桜子さんソフィアさんは?」
桜子「今気が付いた見たいです。」
ソフィア「う! ここは?」
清美「ソフィアさん 大丈夫ですか? 」
ソフィア「ええ 少し頭がボウッとしますが大丈夫です。」
霊子「ソフィアさん 貴女もお父様から?」
ソフィア「ああ これですね。私の剣にもプラチナスターの紋様が」
剣子「これで全員プラチナスターの紋様が贈られたのですね」
月見「問題はこれをどう使うか?ですね?」
弥生「それについては後の最終決戦の時にはっきりするじゃろう。は!!このおぞましい霊気はまさか?」
清美「皆さんどうやら向こうからやって来た見たいですわね。」
霊子「贈り物は後でのお楽しみって事で桃子さん例の物の準備を」
桃子「解りました。」
桃子が奥に消える。
月見「霊子さん 例の物とは?」
霊子「それは後でのお楽しみって事です。」
弥生「勿体振るのお(苦笑)」
百合江「私達は異形とやらを見た事無いから楽しみです。」
桜子「百合江さん楽しみって(笑)」
ソフィア「私が異形に出会ったのは3年前でしたがかなりのイケメンだった様な(笑)」
百合江・桃子・桜子「イケメン!」
清美「こら(笑)
3人供相手は霊界の王なのですよ?」
3人「でした(笑)」
弥生「何か緊張感が足りないのお(笑)
では行くか」
霊子「ええ 桃子さん準備は?」
桃子「はい。この通りです。」
鞘に収まった巨大な剣を霊子に手渡す。
清美「は! その剣はまさか?」
謎の店主「そうじゃワシが頼まれて渡した世界最大の霊剣 タガーじゃ」
清美「そんな隠し玉が?お婆様ズルい」
清美な祖母「お主にはその剣は扱えぬゆえにその方に託したのじゃ
霊子さん五人を頼みましたよ。」
霊子「ええ
お任せ下さい。」
霊子「さあ 皆さん行きましょう。最期の闘いへ。」
8人「了解。」
9人は其々の思いを胸に合宿所を後にする。異形との最終決戦に向かって。




