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美少女徐霊ハンター鑑霊子 第1章   作者: *拓ちゃん*
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最終話目前!父との決別 前編

その日の夜更け霊子を始め父を捕らわれの身の6人は不思議な夢に捕らわれて居た。


今の清美「ここは何処だ? 周りが真っ白で何も解らない。」


真っ白な状態の中を暫く進むと視界が段々ハッキリして来た。


???「お父さん お父さん」


今の清美「! あれは小さい時の私 確か異形に遭遇する直前の。」


小さい時の清美「お父さん 待って 置いて行かないで」


清美の父「清美は相変わらず泣き虫だの」


小さい時の清美「だって だって お父さんの修行キツいんだもん(泣)」


清美の父「キツいからこそ修行の後にしっかり身につくんじゃぞ。 ほらもう少ししたら休息にするから。」


小さい時の清美「うん。頑張る。」


神社の石段を登り終わると父かあたしをの頭を撫でて


清美の父「良くやったな。ほらご褒美じゃ」


小さい時の清美「嬉しい これ美味しいもん♪」


そうやって父から飴を奪い取ると美味しそうに舐め始める私


今の清美「そうそう この瞬間が心地好くてツラい修行にも耐えて居たのよね。」


清美の父「本当に清美はこれが大好きじゃの。」


目を細める父 しかし有る部分を清美は思い出して居た。


今の清美「む(怒) またあのセクハラオヤジは(怒)」


清美の父が小さい時の清美のお尻に触れるのを見逃さなかった(笑)


今の清美「悪霊退散(笑)」


ゴンと思い切り父の頭を殴る(笑)


清美の父「痛い。何じゃいきなり?」


どうやら清美の父には今の私は見えないらしい。


今の清美「そう私は見えていないのね」


清美の父「ムム! この気配は?」


小さい時の清美「お父さん 何?このイヤな感じ?」


清美の「清美も感じるかい? お父さんの後ろに下がってなさい。」


今の清美「は!このおぞましい霊気は!!」


???「ふははお主が霊媒師の一人じゃな?」


清美の父「ムウ!何と言う霊圧 無礼者 物を尋ねる時は先に名乗るのがスジで有ろう。」


???「これは 失礼した。私は魔王 霊界の頂点に立つ者」


清美の父「何とそなたが? しかしその異形は?」


魔王「昔はイケメンじゃった(笑)がここの世界の壁にぶつかった時の衝撃でこの様な姿に」


清美の父「確か異世界との境目にはとてつもない結界が張られてると聞く。その結界を破って来たのか?」


魔王「そうじゃ 多少痛かったぞなのでこうして人間を取り込んで回復を目指しておる。」


小さい時の清美「!清隆おじさん!!」


清美の父「何と清ちゃん そなたが…」


霊子の父清隆「すまない 隆司どの 最期まで抵抗はしたが霊子が危ない目に合いそうになっての」


小さい時の清美「!霊子ちゃんが? おじさん霊子ちゃん無事なの?」


隆司「確かに霊子ちゃんが心配じゃ」


清隆「大丈夫私を取り込んだら満足したらしく霊子には手を出しておらぬ」


小さい時の清美「良かった。霊子ちゃん無事なのね?」


今の清美「思い出した!確か小さい時は霊子さんの父と四人で仲良く修行をしてた。確か父とおじさんが親友同士で私もおじさんに可愛がられてた記憶がうっすら残ってる」


魔王「清隆と言うのを取り込んだ際に力を大部使ってしまったのでな。」


隆司「清美神社の中に避難しなさい。」


小さい時の清美「イヤ 私もおじさんを助ける‼」


清隆「お嬢ちゃんにはまだ敵う相手では無いよ 隆司に任せて下がっていなさい。」


小さい時の清美「おじさん ごめんね。」


清隆「大丈夫じゃ隆司はそう簡単にはやられん」


隆司「清美!下がっていなさい‼」


小さい時の清美「解った‼ お父さん頑張って。」


隆司「任せなさい。はああ!!」


気合いを一閃すると隆司の体が金色に光った。


清隆「ほう 腕を上げたの。それは私らの最終形体。頼んだぞ隆ちゃん」


隆司「頼まれた! 魔王! 覚悟!」


魔王「笑止 そなたの体事食らい尽くしてくれる。」


隆司「行くぞ‼」


今ね清美「始まってしまった。確か最初は父が優勢だった。今の父の霊力は今の私の倍位は有る」


隆司「はああ! 食らえい‼」


魔王「グウウ!流石にこの世界で最強の五人居る手練れの一人」


隆司「! お主まさか私を取り込んだ後も」


魔王「その位しないと体が元に戻らないのでな」


隆司「そうはさせない‼ わしで最期じゃ!」


一進一退の攻防は小一時間は続いた。


隆司「ぐぬぬ、流石にこの形体のままでは持たぬ。」


今の清美「そう

あの形体は想像以上に消耗が激しい。」


小さい時の清美「お父さん!」


隆司「何と! 清美出てきてはならぬ‼」


魔王「チャンス! 食らえ!」


小さい時の清美「ああ!」



今の清美「来てしまった!この瞬間が! 私はお父さんが心配で思わず飛び出してしまった。魔王の罠だと知らずに…」


隆司「く!清美 今行く‼」


清隆「ああ!私の時と同じだ‼ 隆ちゃん…」


隆司「清ちゃん すまぬ。お互い親バカよの?」


清隆「仕方有るまい。お互い目の中に入れても痛く無い我が子」


隆司は次の瞬間小さい時の清美を蒲って魔王の最大攻撃を受けてしまった。


小さい時の清美「! お父さん!!」


隆司「すまんの。清美 お主だけは何としても魔王から守る!」


魔王「見上げた心意気じゃ お主のその心意気に免じてこの子は見逃してやる」


魔王は力を使い果たした父をゆっくりと飲み込み始める。


隆司「すまんの清美。お母さんにこの事を伝えてくれ。そしてお前の事を頼むと」


小さい時の清美「お父さん!お父さん! イヤ~‼」


隆司「清美泣くで無いこの先にもっとツラい試練が待っておる。その試練に耐えて時が来たら仲間を集めるのじゃ」


魔王「清美とやらついでに私の掴んだ情報を教えて置いてやる。お前と霊子とやらを含めこ奴らの子供は全部で6人 全員女の子じゃ。」


隆司「何とそうであったか。女同士の方が仲間に出来やすいで有ろう。清美解ったな? 6人じゃ 仲間を6人集めるのじゃ」


小さい時の清美「お父さん!お父さん! 解った! もう泣かない‼」


小さい時の清美は涙を拭い父が飲み込まれる様を最期まで見届けた。


魔王「見事な心掛け。隆司とやらも清美とやらも 将来が楽しみじゃ」


小さい時の清美「お父さん私は泣かない‼ 強くなる強くなって仲間を集めて。」


今の清美「そう私は強くなって仲間も集まった」


ふっと白い背景が真っ黒に変わる。


今の清美「は!この気配 まさかお父さん?」


隆司「そうじゃ 私じゃ 今じゃ取り込まれて魔王の手先じゃがな。」


ニヤリと笑う父。


今の清美「お父さん!まさか身も心も奴に取り込まれて?」


隆司「

そうじゃ行くぞ‼ これが最期の修行じゃ はああ!!」


父の体が黄金色に輝く


今の清美「私も全力で行きます。出し惜しみは無しです。はああ!!」


気合いを一閃すると何と!清美の体も黄金色に輝く‼


隆司「何とそなたもそこまで成長したか。遠慮はいらんぞ?打って来い。」


清美「解っていますわ。はああ!!」


波動を連発する清美


隆司「流石に子供の時とは比べ物にならない鋭さじゃ しかしまだまだ」


スッスッと体を左右に少しずつぶらしながら清美の波動を見事に避けて行く隆司


清美「やはり一筋縄では行かないですわね。でもはああ!!」


隆司「言動が母さんに段々似て来たのお。若い頃の母さんそっくりじゃ。」


清美「く。ここで母さんを出して来るとはズルい‼」


隆司「スキ有りじゃ!

はああ!」


隆司の放った波動が清美の脇腹を掠める。


清美「く!

以前とは比べ物にならない威力。まさかこの力は?」


隆司「そうじゃ これが魔王様の力じゃ。ククク 力が湧いて来るぞ。」


清美「く!もう以前の父では。」


焦りながらも清美は機会を伺って居た。そう腰の波動銃を握り絞めながら


心の中の清美「父が避けられる限界まで私との距離1m そこに踏み込んで来た時がチャンス!」


隆司「さてそろそろトドメじゃ 覚悟は良いな?」


清美「入った!! お父さん許して!」


隆司「!! 清美その銃を何処で?」


清美「お父さんの部屋です!問答無用!悪霊退散!!」


清美の銃から放たれた霊弾が隆司の心臓に見事に命中した。


清美「お父さん!許して!許して下さい‼」


隆司「泣くで無い。父の最期の言葉を忘れたか?」


清美「でも!でも!」


隆司「大丈夫じゃ これは奴から放たれた私の霊体。本体は奴の体の中のままじゃ」


清美「本当?お父さん!」


隆司「ああ 今頃お主の仲間の五人も夢の中で父と戦ってるハズじゃ」


清美「!お父さん」


隆司「どうやらこの霊体とはお別れの時が来た様じゃ

清美良く腕を上げたな。ご褒美じゃ。」


父の手から淡い色の弾が放たれ私の霊銃に収まる。


清美「お父さん!これは?」


隆司「私からの最期のプレゼントじゃ。他の五人にも同じプレゼントが用意されておる。」


清美「お父さん

私はこの後どうしたら?」


隆司「多分お主が先に目覚めるじゃろ。他の五人も夢をさ迷っておるから起こしてはくれぬか?」


清美「解った!お父さん必ずや助けるから」


隆司「うむ。待っておるぞ。楽しみじゃ」


清美は父が最期にニヤリと笑って消えた瞬間悪寒が走った(笑)


清美「何か思い切りイヤ~な予感がしますわ。」


ここで目が覚める。


体が揺さぶられて居た。


桜子「清美さん!清美さん!」


清美「は! ここは?」


桜子「良かった!目が覚めた‼ずっと眠り続けてたから心配で心配で」


泣きじゃくる桜子


清美「心配掛けましたわね。」


私は桜子の頭を撫でて


清美「他の五人は?」


桜子「まだ眠りに着いたままです。」


清美「間も無く目が覚めますわ。起こしに行きますわよ。桜子さん貴女はソフィアさんをお願いします。私は弥生さんと月見さんを


桜子「解りました。」


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