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小説家になろう?  作者: UYAM
異世界トリップものを書いてみよう?
13/19

  書いてみたはいいものの

期間が空いてしまい申し訳ありません。評価・ブクマありがとうございます。思い出したときにポロッと投稿するようなペースですが、お楽しみいただけたら幸いです。

 ついに小説のようなものを書いてしまった。

 1話目を書き終えた今、投稿後どのような気持ちだったかを記しておこうと思う。


 「私」はなんとも言えない衝動に駆られていた。恥ずかしいような、居た堪れないような、落ち着かなくて叫びたいような。自己満足で終わらせればよかった、チラシの裏で満足すればよかった、と今更言っても後の祭り。(実際、「私」は登場人物の名前の案とかはチラシの裏に書いていた)


 少し時間ができたので、ちょっと書いてみようかな、と思ってしまったのだ。誰かに言い訳するように、「私」は独りごちる。

 異世界トリップについて考えていて、自分だったらこういう設定にするかな~とか考えだして、気がついたら小説らしきものを書き始めていた。


 大まかなストーリーのイメージが最初にあって、語弊があるかもしれないけど、奴隷を買っていいご主人様になりたい主人公、だった。奴隷と言っても、ファンタジー的なふんわりとしたもので、酷い扱いを受けているような存在ではなくて、でも主によってはそういう扱いをする人もいるかもねーくらいの。奴隷制度に何か言いたいわけではなく(推奨しているわけでもなく)、自分の権利としてなんとでもできる対象に、自分の意思で優しく・親切に・清廉に接することができる人間になりたいと思っている主人公を書いてみたい、と思ったのだ。

 わかっていても辛く当たったり、わがままを言ってしまったり、感謝を忘れたり…って、あるよね。と、「私」は少し遠くを見つめる。


 異世界からは帰れることにした。家族も友人もいる平凡メンタルな人物なので、そうじゃなかったら早期に潰れて話が続かなそうだなと思った結果だ。帰る時の別れ・選択・葛藤なんかも入れられるので、ストーリーを終わらせるのにもちょうどいいと。

 その手法として、異世界に転移後は若返っており、トリップした時点まで成長したら強制的に帰される、というものを考えた。元の世界に帰った後で生活に異変がないようにするには…と逆算して思いついたのだ。

 この事実がなぜ知られているかは、異世界から帰還した誰かがブログで「小説」として体験記をつづり、それを読んでいた別の誰かが同じ異世界に行き、そのことを告げていたというご都合主義をとらせていただくつもりだ。我ながらちょっと酷いと思う。


 1話目を書き終わった今の時点では、あとは異世界人を保護する団体があって、そこの美形ときゃっきゃうふふさせとこかな、くらいしか考えていない。見ようによっては乙女ゲーな人物配置だ、と「私」はクスリと笑う。あまりゲームをプレイしたことないけれど、そういった小説を読むのは好きな「私」だった。


 余談だが、1年近く経ってしまった現在、「私」は悪役令嬢モノが気に入っている。前々から騎士などを格好いいと思っていて、高潔な貴族令嬢に憧れを抱いている。天然人たらしのアホの子も好きだ。しかし、男性をターゲットにしたアニメなどにありがちなただのアホの子は嫌悪する。女性というものをバカにされているようでイライラしてしまうのだ。もちろん勘違いだろうし、だたの個人的見解であり、そもそもターゲットから外れているだろう「私」がとやかく言うことではないが。逆に、女性向けの作品に対して、こんな男いねーよw と思われる方もいるだろう。要は、住み分けが大事なのだと思う。


 さて、話を戻そう。

 名前については今回はスイーツ系でいくことにした。まっさらな名前を考えるのは難しい。日本名ならまだ知っている文字や単語を並べてそれっぽくすることができるが、知識に乏しい「私」は適当に考えた外国風の名前に対して、それが自然か不自然かなどの判断ができないのだ。うっかり男性に女性名をつけてしまうかもしれない。そのため、何かしらのカテゴリーの名詞をもじったりしている。

 異世界の人たちの名前はカタカナがいいと思った。主人公は日本人なので和風な甘いもの…よし、あずきにしよう。あずきちゃん。可愛い。苗字は産地でもあてようかな? さっそく検索…ん! まてよ!? ゆであずきでよくね? ゆで…を漢字変換、お、湯出って普通に出てくる! という天啓が下ったとかなんとか。


 また、言葉の問題については、難航した。

 「私」の書き散らしたチラシの裏にも、その様子が見て取れる。書いては二重線で消し、の繰り返し。少し汚くなってしまっている。結局は、保護団体の者だけが、地球の各言語を理解している、という設定に落ち着いたが、これは一番最初に考えたことだった。アイテムや魔法によって翻訳される・文字は違うが聞いて話す分にはお互い理解できる、などが書かれているが、これらは二重線で消されている。

 迷った時には直感に従え、ということだろうか。まだ少し「私」は迷っているが、キリがないのでよしとした。


 異世界自体については、トリップしてきた人を大事にあつかう→技術や知識がほしい→自力では発展できない→世界が狭い、という「私」の連想の元。狭い世界ということで平面にした。地球のように丸くない。この設定が活かせるほどの壮大な物語になるかは不明だが。




 

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