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――詩――

『X』の無

作者: P.N.なの

あなたはいくつの『X』を持っていますか? それは意味を成していますか?







 私の持っていた『X』は、『朝のX』、『夜のX』、『お金のX』の3つだった。


 『夜のX』は『朝のX』に繋がっているもの。『朝のX』は初っぱなに壊れた。しょうがないと思った。何事も必ず我慢は必要と思った。大丈夫だと思った。むしろそれを楽しむようにしていた。


 『お金のX』は途中で違うことに気がついた。しょうがないと思った。何事も必ず我慢は必要と思った。大丈夫だと思った。全部背負い込むしかなかった。


 そのまま数年耐えた。大丈夫だと思った。


 気がつくと、やっぱり『夜のX』も壊れたが、別の使い道で楽しむ様にしていた。




 ある日、同時に2つのもの……


    古い友人


    小さい作業場


 ほぼ同時に亡くなった。


    日々、一緒だった


    日々、行っていた


 ほぼ同時に消えた。


    過去の楽しい記憶


    現在の必要な作用


 ほぼ同時にこの世に存在しなくなった。


 この時、持っていた『X』は何にも役に立たなかった。当たり前だ、元々意味を成していないものだからだ。




 そして…………大丈夫と思っていた時から少しずつ変わっていたのだろう…………『X』はすべて『責任』と言う悪魔に変わっていた。






あなたの場合『X』になにをいれますか?



ある人のある時の心情を抽象的にしたものです……長年かかって変わっていったものって、急には変われないよ。


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