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君と知りせば否みざらましを

作者:ただの猫好き
ある少年の頃に俺、高坂神理(こうさか しんり)は事故にあった。この話はそれから十年後の話だ。京都にある宇治波高校に入学した俺はごく平凡な生活を送るつもりだった。つもりだったのに...
「おはよう、高坂神理くん!ひさしぶ...初めまして!黒川玲奈って言います、よろしくね!」
そう、この子こそが、まるでラッセンのように彩るはずだった高校生活を破綻させていくのだった。
.............てかこの子、今久しぶりって言いかけたような...
あのようなことになることを、俺はまだ知らなかった。
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