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僕の友達はTS時間逆行拗らせ隠れ陰キャ幼馴染系巨乳美少女JKの前園さん  作者: ムラタカ


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51話  清楚系巨乳美少女が一人暮しする家

学校にアキラ君がいない事を知った僕は笹木君と舞野さんに早退する事を伝えそのまま帰宅した。

こういう時一人暮らしは楽だ、親がいたら勝手に早退なんてまず出来ないからね。

まぁ早退なんて特に意味がなければしていい道理はないので本来なら咎められる行為なのだがアキラ君が学校に来ていないと言うのは僕が学校を早退するのに十分な理由となった。


昨日の電話、変わった所は無かった様に思えたけども妙に苛立っている風にも思えて不安を募らせる。

電話だってまだ話の途中だったのに突然切られた様なモノだから違和感がずっとあった。


今にして思えばもっと話を聞いておけばと後悔を募らせる。

僕は制服のままアキラ君が一人暮らししているマンションへと向かった。

アキラ君が僕の家に来るのはよくあるが僕の方からアキラ君の家に行く事は基本的に無い。

アキラ君とはいえ相手は学校一の美少女だ。

緊張もするし僕の家にアキラ君が来るのとは違い僕がアキラ君の家にいくのは色々と問題がある。


恋人同士となった今ならともかく前は仲のいい女の友達でしか無く彼女の恋人になりたい奴等が互いに牽制し合う中何食わぬ顔で前園明の家に出入りしてる所が学校の連中にでも見つかれば僕はつるし上げられて公開処刑となってしまうのは容易に想像出来た。

そういう理由もあって僕は彼女の家に行くのを避けていたが今はそんな些事にかまけてはいられない。



僕はアキラ君のマンションに入る

このマンションはセキュリティがしっかりしていて入るにはパスワードを打ち込まないと入れない。

パスナンバーは勿論知ってるので直ぐ様打ち込んでマンションの自動ドアを潜り彼女の暮らす部屋へと向かう。

鍵の心配はない。

彼女が僕の家の合鍵を持ってるように僕も彼女の部屋の合鍵をもっている。

恋人とはいえ男に自分の部屋の合鍵を渡すのはどうなのかと言われそうだがそれだけ信用されているのだと思いたい。


そしてアキラ君の城へと入城もといお邪魔する。



「お邪魔しまーす、アキラ君?」



声がけして彼女の部屋に入る、着替中だとか風呂上がりだとか、意表をついて琴音ちゃんがいるだとかそういうハプニングは無かった。

そのかわり部屋からぷーんとした酒の匂いが鼻に直撃した。



「うわっ!?臭っ!?」



ついで視界に入ってきたのは駄目な意味で生活感のある散らかった汚部屋だった。

空き缶や飲みかけのペットボトルが乱雑に転がってたりそのまま置かれてたり、その他にも洋服の雑誌や芸能誌に漫画、メイク道具などがそこら中に転がっている。

適当にゴミを詰め込んだ黄色いゴミ袋が部屋の隅に寄せてあって見るからに汚い。

虫がたかってないのが唯一の救いだ。

あの清楚可憐な巨乳美少女の前園明の実態がこんなのだと知られれば彼女の評価はガクッと落ちることは想像に難しくない。



そしてその汚部屋の主はベッドからのそりと上体を起こすと


「何ら!たれだ!!」



と威嚇してくる。

顔が赤くなって呂律が回っていない。

完全に酔っている、顔を見ればわかる。



「アキラ君…何してるの?学校だよ?」


「うあ?学校?……あっ康太だ…」


「アキラ君大丈夫なの?」


「康太……康太てめー、浮気とかナメたまにぇしやがって、テメェゆるさねぇぞゴラァ!」



訳の分からない事を言って明はベッドからはい出て来るとそのまま康太の首に腕を回してしなだれかかる様に抱きついて来る。

女の子特有の柔らかい感触に包まれ本来なら嬉し恥ずかしな展開のハズなのだが…



「臭っ!?酒臭!?」



明の口から放たれる酒臭さがそれを凌駕していた。



「んだと康太てめー!超絶清楚系美少女JKの私を捕まえて臭いだとテメェ!!」



明は康太の頭を脇に抱えるようにホールドし、拳でガンガン殴り出す。



「痛い痛い!マジ痛いやめてアキラ君ヤメテぇ!?」



顔に柔らかい大きな丸い塊が押し当てられるがその感触を堪能している余裕は無い。

首を加減なく締め上げられ頭を割かし本気で小突かれればその痛みも相当なモノだ。

このままではたまったものではないので康太はもがきホールドから抜け出そうとする。

しかし明も逃すまいと力を入れバタバタと狭い部屋の中を動き回る。

そんな事をしていればどうなるかは明白で二人はもつれ合う様に倒れ込み。



「いつぅ〜……うん?………はぅ!?」



倒れ込んださいに体を床に打ち付けたせいで鈍い痛みを感じるが手のひらにグニュっとした程よい弾力の感触を感じる。

それが何かを確かめるより先に視界にほぼ強制的にその正体が視覚的に表現される。

多くを語らずとももう解るだろう。

そう…胸、オッパイ。

僕の片手は今までにない程明確にアキラ君の…前園明のソレを鷲掴みしていた。

今までここまで露骨に、あからさまに触れたことは無かったので頭の理解が追いつかない。

条件反射とでも言えば良いのかその気は全く無かったと前もって釈明させて欲しいのだが僕の手は痙攣によるものなのか何なのか知らないが勝手に独りでに指の開閉運動をする。

してしまう。

要するにグーパーの動きだ。

人間の体のミラクルだね。

そしてその手の…指の動きに呼応して前園さんの口から…



「あうぅ…」



というくぐもった声が発せられた

その声には妙に艶っぽい響きがあって逆に僕の精神は急激に現実に引っ張られる



「うわぁ!?うわぁああああぁキラ君!?ごごめん…ごめんなさい……。」


 

急いで胸から手を離してその場から逃げようとしたがそれはアキラ君本人によって遮られる、僕はそのままアキラ君に押し倒される形になりマウントを取られ身動が取れなくなる。

詳しくいうなら馬乗りにされて動けないでいた。



「ヒック…ヒック…あぁ~…頭が痛い…なんれ康太が私の部屋にいるんら?」


「そういうアキラ君はどうして酒なんて飲んでるのさ?駄目だよ?未成年が酒なんて飲んじゃ?」


「はぁ?わらしは本当なら19歳なんだぞ?16年たしたら35だぞ?何で駄目なんだよ!答えろよーー!!」


「いやいや、僕等一般的には16だからね?未成年だからね?」


「しるかバカヤロー良い子ちゃんぶりやかって!知ってるんだぞテメェ!いつもエロい目で私のケツや胸ガン見しやがって!さっきもどさくさに紛れて揉みやがったなテメェ」


「アレは不可抗力で…」


「知るかバカヤローテメェ!……そうだ!康太のも揉ませろ!」


「はぁぁ!?」


「ウヒヒ…良いではないか良いではないかぁ…ウヒヒ…」


「やっやめてぇぇー」



コイツ完全に酔ってやがる…

仮にも美少女がして良い顔では無い形容し難い表情をしながらアキラ君は僕のズボンを脱がしにかかる。

そのあんまりな状況に僕はただただ悲鳴をあげ情けない顔をするしか無い。



しかし



「ぐぅ〜ぐぅ〜ムニャムニャろ…ぐぅ〜」



そこではアキラ君は力尽きたのかガソリンが切れた自動車の如く静かになって眠りに入ってしまった。

そのあまりにも身勝手な様に唖然とする僕。


「へっ?ね…寝てる…。」



ぐぅ〜ぐぅ〜と。


お騒がせな事だが彼女がここまで理性を本能で塗り潰すのは中々見れない光景である


ふぅ~とため息を吐き僕は散らかった床に取り敢えず腰を下ろすのだった。



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