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5話  清楚系巨乳幼馴染美少女と男友達とファミレス

「あら奇遇ね只野君…それと笹木君」



学校の帰りに友達とファミレスでダベる

そんなやや陽キャよりな行動をとる事になった僕等の前に彼女、前園さんが立ちはだかった


陰キャとは陽キャを隠避しながらも陽キャに憧れを抱く面倒くさい生物だ

学校帰りにダチと寄り道してダベるという個人的陽キャ行為に内心ウキウキしていた康太のテンションは前園明の登場により少なからずダウンせざるおえなかった


(偶然を装ってるけど…絶対にワザとだな、これは)


「お二人はどちらに?」


「俺等駅前のファミレスでダベるつもりだったんよ、前園さんは?もしかしたら只野と用事あった?」


「そうですね〜、友達と予定が合わなくなって今日はたまたま家の用も無かったので只野君と帰ろうと思ってたのですが…」


「だったら俺は今日は辞退しょうかな、前園さんに悪いし、」


「いえいえ、先に只野君と約束してたのは笹木君ですし、後からしゃしゃり出て来てお二人の予定を壊すのは憚られます、名残惜しいですが、私はこれで…」


「あぁ、なら一緒にどう?」


「え?一緒に?」


「え?ホントですか?嬉しい!ありがとうございます。」


「えぇ…、」




こうして3人でファミレスへと行く事になったのだが学校のニ大美少女の一人である前園さんとファミレスでダベることになった笹木君のテンションがいやに高い



「康太おめぇ、やっぱ前園さんとただならぬ仲だったんな、」


「ただならぬって…別に何も無いよ…」


「いやいや、それはないだろ、前園さんが男子を待って門前で待機とか普通ないぞ」


「やっぱ待機って認識だよね、あれ」


「どう見ても待ってたろ、アレ……」



こんな感じで喋りながら歩いていると件のファミレスが見えて来て3人はそのまま入店した

店の中は特に特質した特徴もない

有り触れた内装だが駅前という事もあってか、やや大きいくらいのイメージだ

あくまでもイメージだが



「じゃ俺ドリンクバー取ってくるけど二人は何がいい?」


「あっ、えーとっ……」


康太がどもりながらメニュー表に視線を落とすがそれより早く前園明が声を出した



「私はホットココアを、康太君はメロンソーダでいいよね?」


「へ?あ?えと……」


「康太君メロンソーダ好きでしたよね?」


「えと…はい……」


「オケオケ、ホットココアとメロンソーダね、りょうかーい」



笹木君はニヤニヤしながらドリンクバーをくみに行った



「さてと……、で?只野君はどうして学校帰りに笹木君とこんな所に来てるのかな?」


「いや、お前も来てるじゃん」


「はぁ~、いつも私がお前の家に寄ってるのしってんだろ?どうしてそれわかっててこんな所に来てんだって言ってんだよ?」


「い、いや、俺だって帰りに友達と寄り道しても良いだろ別に」


「するんなら、事前に連絡しろよ、私のストレスが発散できないやろが!」


「そんなめちゃくちゃな」


「めちゃくちゃちゃうわ!私は間違った事言うてへんわ!」


「何故に関西弁…」


「とにかく、私に黙って勝手な事するな!たく、好みドンピシャの女が毎日甲斐甲斐しく家に行ってやってるのに男とデートとかお前はホモなのか?」


「酷い言われようだ…ただ友達と遊びに来ただけなのに」


「黙れホモオタク!そもそもお前はもうちょっと私にかん…………、あらお帰りなさい、笹木君」


「ただいま〜、なんか盛り上がってたね」



笹木君がドリンクバーコーナーから戻って来たら一瞬でアキラ君は前園さんにフォームチェンジした

この変わり身の速さ、実に手慣れている



「そんな事ないですよ、少し世間的なお話をしていただけですし」


「前から思ってたんだけど前園さんって只野にはやたら心開いてるよね?なんかあんの?」


「別に特にコレといった物はないのですが、強いていうなら幼馴染だという事でしょうか?」


「うお?幼馴染ぃ?それマジ?」


「はい、マジですよ?」


「おい!康太!お前前園さんと幼馴染だったのか!?何故今まで黙ってやがった!!」


「今みたいにお前に質問攻めされるからだよ」


「マジかよ……、二人はいつ頃からの付き合いなの?てかこれしってるの他に誰かいんの?」


「笹木君以外だと舞野さんくらいですかね」


「舞野さんには話してるんだ」


「えぇ、彼女口は固いですから安心ですよ?」


「かぁ〜、こんな美人が幼馴染とかお前はどんなけ恵まれた環境に生きてるんだ」


「僕からしたら彼女がいる笹木君の方が切望の対処だけどね」


「え?笹木君、彼女がいるんですか?リア充じゃないですか!」


「いや、リア充って……そんな大したもんじゃ…」


「いえいえ、思い合う男女、とても尊い物だと私は思いますよ、羨ましいです」


「意外だな、前園さんモテるからそんなの興味ないと思ってたよ、」


「いえいえ、モテるからといって恋愛に興味が無いわけでは無いですし理想の殿方ともし巡り会えたなら付き合ってみたいとは思ってますよ」


「毎日あれだけの数の男子から告白されてもいないんだ?その理想の男子とやらは?」



やや嫌味っぽく聞く康太、しかし眉一つ動かす事なく彼女は言い放った



「そうですね、私求められるより求めたい性分なのかも知れませんね?」


「っゥ……」



目を細めそんな事を言って来る前園さん

いったいどんな真意があるのやら



「こりゃスクープだ、学校の男共が卒倒するぞ」


「おい、」


笹木君の発言は今の前園さんの言葉を喧伝する気満々にも聞こえる言葉使いだ

だからこそ先手を打たなければならなくなる



「あの、できれば今のは他言無用でお願いしたいんです、笹木君も広まって欲しくない事の一つや二つあるでしょう?」


「あっあぁ、勿論他言無用でいくよ、うん、でも広まって損な話じゃなくない?」


「たしかに…、前園さんに告白してくる男子が減るかも知れないな」


「前提が異なります、意中の相手にされるならまだしも、俺の事好きかも…なんて妄想を頭のなかでずっと熟成されてるくらいならその幻想をぶち壊してやりたいとか思いますよ」


「そっ…そっすか、前園さんって意外とアグレッシブなんすね、はは…」


「ええ、実はそうなんです…ふふ」


「あはは…」


今の発言、4割くらい素が出てたぞアキラ君

オタクネタも入ってたし

笹木君が古参アニメ視聴者じゃなくて良かったね



そうこうしてるウチに時間は18時にせまり解散の流れ、僕等は各々家路に着く事になったのだが


「じゃ、康太の家で二次会だな」


と前園さん、いや、アキラ君は二人になるといきなりそんな事を言い出した

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