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僕の友達はTS時間逆行拗らせ隠れ陰キャ幼馴染系巨乳美少女JKの前園さん  作者: ムラタカ


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48話 添い寝

他人の家と言うのはどうも落ち着かないモノだ

修学旅行だとか学校の何かしらの催しで家以外で寝泊まりすると必ず次の日は寝不足になる

目が異様に覚めて眠れないからだ。


別に楽しみだとか期待しているだとかそんな事は無い。

陰キャにとってこの手のイベントは基本避けたいモノであるのが鉄則だ。

しかし僕は陰キャ、修学旅行を仮病でサボる等の度胸などある筈もなく結局は行きたくない場所に赴くのが大体の流れだ。

今回も来たくは無かった場所に当てはまるだろう。


最初の話に戻るが他人の家というのはまず落ち着かない

自分のテリトリーではなくなるのだから当然だ。

枕が変わると寝れないと言うが別に僕は特に寝る時枕を必要とするタイプのヒューマンではない、そのため他人の部屋自体に眠れなくさせる効果があると考えている。


しかし今僕が眠れない最大の原因は目の前の大きな胸…オッパイがあるからに他ならない

顔を上げれば前園明の端正な顔がこちらを見ているだろう、しかし怖いから決して前園明と顔を合わす事は出来ない。


従ってオッパイをガン見する。

昼と同じ事してるなと進歩のなさに脱力する。



現在僕は前園さんのベッドにその前園さんと並んで寝ている。


一緒に寝ればいいというアキラ君の提案どおり僕は今彼女と同じベッドに寝ている、つまり添い寝というヤツだ。


コレまで似たシチュエーションは正直何度かあった、あったけどそれはいずれも僕の家での事なのだ。

今回は前園さんのベッドに前園さんと一緒に寝ているのだ、その意味がおわかり頂けるだろうか?

意味がまるで違ってくるのだ

ベッドの全体から女の子特有のなんか甘い匂いが漂って来ている、布団から良い匂いがするのだ。

特別感がヤバい

コレこそが彼氏の特権だ、リア充バンザイ!



「またなんか阿呆な事考えてるなお前?」


「いえそのような事あろうはずがありません」


「はは!どうだかな、さっきから胸ガン見してるしよ〜」


「仕方ないでしょ?男なら目に付くよ」


「このエロガキめ」


「エロガキの何が悪い!」


「最近のお前は本能に忠実だな、お前みたいな獣を妹の前に出すのは気が引けるし、私が厳重に管理してやる」



そんな事を言ったアキラ君は僕の頭を両手でガシっと掴むとそのまま自分の胸に押し付けた。

柔らかくて風呂上がりの良い匂いの胸元に顔が押し込まれる、ヤバい、体の一部が反応してしまう、何処とは言わないが…。



「こうやってガス抜きしてやらないと年下好きのロリコン変態ヤローが妹を犯しちゃうかも知らないからな、とくと味わえよ変態獣ヤロー」


「フゴフガォ…僕はそんな事しないよぉ…」


「どうだかな…鼻の下伸ばしやがって…満更でも無かっただろお前?」


「そりゃ男だしね、かわいい子に好意的にされれば鼻の下も伸ばすよ」


「テメェ、本性表しやがったなぁ!」



明は自分の大きな胸を両手で掴んで康太の顔を両側から挟む、明的には攻撃のつもりかも知れないが普通に御褒美である。

一通りその極楽を堪能した後康太は言った



「ただそれ以上に気味悪いかな。

琴音ちゃん、前世とまるで別人みたいでホントに琴音ちゃんか疑わしくなる」


「あぁー、心配しなくても琴音は琴音だよ、私等みたいに二週目してるだとか、別の人格だとかそう言うのは無い」


「どうして断言できるのさ?」


「あのなぁ…私はアイツの姉だぞ?アイツが産まれるまえから見て来てるんだ、見てればわかる」


「でも、琴音ちゃんもそれに前園両親も僕に気持ち悪いくらいに親切で違和感が凄い…」


「ああ…あれな、私も苦労したよ…」


「苦労…?」


「ああ…」



それからアキラ君はもう寝るぞと一言残して眠りについた、僕の頭を胸元にホールドしたまま。

いわば僕は前園明専用の抱きまくらとなっている。

役得だし御褒美だがある意味生地獄だ。

下半身がつらい

何故かって?

察してくれ。




つまるところ前園家族一派の僕への言動が変化したのはアキラ君が何かしらしてきた行動の結果だと言う事なのだろう。

それこそ幼少期からいろいろ親達の意識を改革するために色々してきたのだろうか?


彼女は…彼はこの家族から迫害に近い扱いを受けてた。

女になった今世で自分の家の中での地位、僕の立ち位置

それ等を揺るぎないモノにするために奮闘してきたと言うわけか…。


彼にとって身内が最大の敵なんだろう。

そりゃ一人暮らしを始めたくもなるものだろう。


こんな所にずっといれば息もつまる。

自惚れでなければアキラ君にとって僕という存在は唯一心の安らぐ場所なのかもしれない。


性格柄あまり自分にそこまでの価値があるとは思いたくないけどそれはそれとしてとても誇らしい事に思えた。


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