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僕の友達はTS時間逆行拗らせ隠れ陰キャ幼馴染系巨乳美少女JKの前園さん  作者: ムラタカ


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35話 ある男の嫉妬





 「先輩待って下さいよぉ〜、」


後ろからうるさい女が大声を出しながら走り寄って来る

女の名前は月里冬美、俺が所属するテニス部に入って来た1年だ、最近は随分垢抜けてきたが部に入部してきた頃は原始人でも来たのかと本気で思ったものだ、

ボソボソ

何いってんのか聞こえない声で話すしデブでボサボサの髪に眼鏡とブスの要素をこれでもかと兼ね備えた様な奴だったがよく見ると胸もデカいしソコソコ顔の見た目は好みだったのでテキトーに遊んでやる事にした。


どうやらこの女、中学の頃から俺に気があったらしく追い掛けて来たらしい、しかもこの女、隠してる様だが彼氏までこさえてるみたいで俺とも付き合いたいと考えている訳だから二股をやる気満々だ、


最も月里冬美にとっての本命は俺らしく俺と付き合えたなら今彼は捨てる気らしい。

見た目によらず中々のクズだ


そもそもにおいて今彼君は俺に近づく為に利用していただけらしく別に好きでも何でも無かったとボロクソにいっている、もさい見た目してる癖に中々クズな考え方してて笑えるので今日も可愛がってやった。


デブだがしまりはかなり良い、肉が詰まってるからやりがいがあったし、コレは中々の掘り出しモノだった、

テニスを始めた事や美容にも気を使い始め、今はソコソコ見れる見た目となった、

しかしこの女の今彼君はこの女に未練タラタラ、執着があるらしく、頻繁に連絡してくる、月里冬美もそれが煩わしいらしくよく俺に文句を言って来ている。

どんなやつだか見てみようと今彼君のツラを拝みにいくと面白い事にソイツは只野康太とよくつるんでる奴の事だった。



只野康太、コイツ自体は地味でぱっとしない平凡根暗陰キャだがコイツには幼馴染の彼女がいる。

それがこの学校で舞野瑠衣と並ぶ美人、前園明だ、

俺にとって前園明は初恋だった、

2年である俺は前園明とは一学年離れているが入学式で始めてアイツをみた時はベタな表現だが体に電気が走った様な気持ちになった、初恋だったと思う。


こう言っちゃなんだが俺はそこそこモテる

女から告られた事は両手じゃ足りないくらいだし月里冬美のように遊んでやる事もよくあった

だから今度も簡単に手に入ると思った、しかし、



「ごめんなさい、私、先輩の事良く知りませんし、なにより恋愛と言うモノに興味が無いんです」



目を疑った、何言ってんだこの女、俺が、この俺が告白してやってんだぞ?

そこは「はい」一択だろうがよ?


そう言って詰め寄った所でこの女の意思が変わる事はなく最後の方では煩わしそうにしていて痛くプライドを傷付けられた

その後も何度か声をかけたりしたが結果が変わる事は無く最近は諦めかけていたがそんな所に彼氏を作ったという話を聞き、どんな奴かと思えばあの根暗君こと只野康太だと言う話だ、

ふざけてる、俺があの根暗に負けてる所などただの一つも無いだろうと声を大にして言いたい

しかし前園明の見た事もないような楽しそうな顔がコチラに敗北感を募らせる、そんな馬鹿なと、こんなの可笑しいだろと、そしてこんなふうに思っているのは俺だけではない、学校中の奴等の共通認識だったんだ。



だからそれは必然だったのだろう、只野康太を対象にしたイジメが起こったのは、俺もこのイジメには加担していたし、月里冬美も楽しそうに加わっていた、


よくやるものだと感心した、

一応は自分の彼氏の友人に対してイジメに加わるなど

中々出来る事ではない、

しかし、この数日後、そんな事がどうでも良くなることがおこった


前園明の取り巻きにはおかしな話だが複数の派閥がある


俺の様に前園明と付きたいたいと考える彼氏候補ヅラしてる奴等が中心のガチ恋勢、

それとは逆に前園明と只野康太を応援したいと言う勢力、こちらは女が主に構成された勢力で男の俺達が絡むと角が立つ、結局俺達の様な前園明と恋人になりたい奴等は手が出せないのだ、

ここに来ると苛立ちを只野康太にぶつけるというのも出来なくなる、

だから俺はこの苛立ちを別の形で発散する事にした、



「おい、冬美、お前、なんつったかな、あの何とかって彼氏、アレふって来いよ、」


「え?純君のこと?」


「そ!純君、出来るだろ?俺が好きならさ?」


「うっ、うん!出来るよ!純君とお別れしたら私をちゃんとした彼女にしてくれる?」


「あぁ、ちゃんと愛してやるよ」


「やったぁ〜!私、やっとあっ君の彼女になれるんだ、」



そう浮かれ顔で喜びをあらわにするイカレ女

まぁ顔もいいし、乳もデカいし、最近はソコソコ見れる見た目になって来た、俺の彼女としては及第点だろう、

 こうして次の日には俺に元彼に別れ話をして来たと笑顔で報告して来た。

笹木君も可愛そ〜に大事にしてた彼女に引導を渡されたワケだ、

まぁ只野なんかと仲良くしてるからとばっちりを食らう羽目になる、俺はそのときご満悦だったがそれからしばらくして俺の耳に信じられない話が飛び込んで来る


笹木が舞野瑠衣と付き合い始めた


はぁ?


舞野瑠衣って言えば前園明と並ぶ美少女だ、

前園明には無い魅力をあの女は持っている

可愛い系を極めた顔、小さい体に不釣り合いなデカい乳、小さくて細い癖にムチッとしたエロい体


俺も何度か口説いた事はあるが全く相手にされなかった、貼り付けた笑顔で愛想笑いを向けられテキトーにあしらわれた記憶が蘇る、

 エロい体で俺を誘惑しておいてあの態度はなんだと怒りに任せて当時付き合っていた及第点彼女をめちゃくちゃに抱いたのは思い出したくも無い屈辱の記憶だ、



それが、そんなお高く止まっていた女が、

笹木なんかと…?

はぁ…?



巫山戯んな!

 

これじゃ俺は…


俺が寝取ったこの女が…


俺の抱いてるこの女が…


笹木のおさがりみたいじゃねーか




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