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僕の友達はTS時間逆行拗らせ隠れ陰キャ幼馴染系巨乳美少女JKの前園さん  作者: ムラタカ


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33話  笹木純一その4

結局俺は舞野瑠衣と付き合う事になった

元彼女である月里冬美に散々利用されて捨てられて、フラレたと思ったら学校内で高嶺の花と呼ばれてる女子から告白されるというフィクションでもここ最近は縮小傾向にある様なテンプレ展開に現実で直面している

 もっとも向こうも俺が好きになったとか言う訳ではなく恋愛というモノがしてみたいというフワッとした理由だ、要はまた女に利用されてる形だが前もって言ってくれてる分、月里より随分マシだし、一人でいるのが辛かったので渡りに船であるのは間違い無い


なにより学校で人気の女子と付き合えるのだ、

得しかないだろう、



「でも笹木君が元気になって良かったよ、一時はどうしようと思ったし、」


「ははは、悪かったな、心配かけて、」


「でも驚いたよ、笹木君がまさかあの舞野さんと付き合うだなんて、」


「俺自身が一番驚いてるよ、元カノにフラれた直ぐ後で新しい彼女が出来てしかもその相手が舞野さんだからなぁ」


「……、その、なんていうか、」


「あんま気にしないでくれ、俺もネタにしてくれた方が助かるし」


「うん、そうだね、分かったよ」



教室で康太とダベる時間が何だかんだで一番落ち着く、

陽キャと陰キャ、両方とはそつのない付き合いがある俺だが常に高いテンションの陽キャより落ち着きのある陰キャ側と接してる時間の方が個人的には落ち着けたりする、

その中でも特に康太は話やすい

つっけんどんな態度を取るが話せばちゃんと反応してくれるし、どもったり極端に声が小さいとかもない、

ただ陽キャにはそれなりの苦手意識があるみたいで仲良くなるのに時間はかかった、最も康太は口では否定してても陽キャに多少なりの憧れを持っている、だから俺の話に興味のない態度を表向きには取りながら内心興味津々なのが隠しきれて無いのが面白い



「そういやお前舞野さんに告白された事があったんだってな、」


「あぁ、その事…あんまり広めて欲しくはないんだけど…」


「安心しろよ、そんな気はない、」


「良かった…ここでそんな話が表沙汰になったら今度は炎上じゃ済まされないよ……はぁ…」


「その様子だとガチみたいだな、」


「誰から……って一人しかいないか…本人から聞いたの?」


「あぁ、んで成り行きで付き合う事になった、」


「そっか、舞野さんならあり得るか…苦労すると思うよ…?」


「だな…正直何ヶ月でフラれるかビクビクしてるよ、」



康太と軽口をたたくがこれは冗談の類ではなく割と本気で言ってたりする、

それに対して康太も否定などせず乾いた笑いで返す

康太も認めているのだ、このカップルが長持ちしないと、

そうして談笑していると別の方角から声をかけられる



「酷いなぁー、私は本気だよぉ?純一君」


「その仕草がもう嘘くせーよ、瑠衣ちゃん」


「おぉーちゃんと瑠衣って呼んでくれてるね!下の名前呼びは恋人の証だからね!感心感心」


「こんな事で喜んで貰えるならお安い御用ですよ、お姫様、で?なんの用?」


「帰りモール寄ろうよ、今日欲しかったバッグの発売日でさー、見に行きたかったの!」


「あー、あのブランドのか、あそこのブランド安いのに良い素材使ってるもんな、俺もたまに買ってる」


「そそ!可愛いしオシャレなのに安いし、しかも頑丈なんだよね〜」


「……、やっぱりスゴいね、笹木君は、僕はブランドとかわからないや、」


「駄目だぞ?康太?わからないで済ませてちゃ!前園さんにプレゼントとかする時にブランドとか知ってたら役に立つし、彼女に下手なモン渡せないだろ?」


「おーおー、流石笹木君だね!このこの!」


「ドーいたしまして!」


俺はきざったらしく一礼してみる、それを見ていた舞野さんはクスっと微笑んでいた、

彼女の本心がわからない以上この笑顔を本気にしてはならない、しかし、流石は学校内トップクラスの美少女だ、ただの微笑みでドキっとさせられる

これだから美人は得だ

男なんてコレで大抵は落ちる

単純で哀れな生き物だよ、ホント……


しかしこんな日常も悪くないとそう思っている俺も確かにいた、

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