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僕の友達はTS時間逆行拗らせ隠れ陰キャ幼馴染系巨乳美少女JKの前園さん  作者: ムラタカ


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26話  浮気

康太が教室に入り自分の席に付き、ふぅと一息つく

前の席の方では元男の幼馴染美少女にして親友の前園明と最近ますます何考えてるか分からなさを増大させているツインテールの童顔美少女の舞野瑠衣の二人が楽しげに話している、その二人を取り囲む前園&舞野親衛隊はなんだかんだで健在、今日も元気に取り巻きに徹している、お勤めご苦労様と心の中でだけ労りの言葉をかけておく


そうだ二人共『ま』で始まる名字だ、イニシャルも当然同じだ、ならあの取り巻きをこれからはMM親衛隊と呼ぼうと頭のなかでどうでも良い事を考えていると一つ小さな違和感を感じる。

違和感の正体は何かと首を傾げると視界にある存在がうつる、隣の席の自称友達、笹木君だ


彼は陽キャにも僕の様な陰キャにも別け隔てなく接してくれるデキた人間だ、

しかしここ最近はいろいろあって殆ど話していない

そう言えば彼から最近話しかけられた事がない

違和感はそれかと一人納得する

今日は気分がいいし、たまには僕の方から話しかけるかと思い彼に視線を向けるが秒で後悔した。



「………………」



死んでいた、いや、実際死んでいるわけでは無く、死んでいるんじゃないかと勘違いする程に覇気がない

まるで屍の様だって言いたく成る程元気が無いのだ



「笹木君、どうしたのさ?元気ないね?」


「あぁ?あぁ、おう……、」


「おお…」



マジで元気がない、

言葉の隅々から元気の無さが伝わってくる、

いや、言葉として成り立っていないけどもね……



「ホントにどうしたのさ…元気ないよ…?」


「お前はいいよな……どうせ俺なんか……」



なんかどっかのヤサグレ兄貴みたいな事を言い出した

パーフェクトハーモニーを無くしてそうだ。



「ねぇ?本当にどうしたの?僕でよければ相談にのるよ?」


「…………そうだな…聞いてくれるか?…」


「うん、」


「……彼女の事なんだけどな……」


「うん」


笹木君には実は彼女がいる。

僕も余り会ったことはないが何度か会った事はある、別のクラスにいる子だ


美少女だとは思う、でも前園さんや舞野さん程の美少女ではない、いや、あんなレベルがゾロゾロいる方がおかしいし、彼女等を引き合いに出さなければ十二分に高いレベルの子だ、

と、ここまで語っておいてなんだが人の彼女を品定めみたいな事してる僕は何なんだろうな……

取り敢えず美少女であるのは間違いないのだがただその子の事は校内では余り広く浸透していない

理由は簡単で彼女自身が目立つ事を嫌う消極派タイプの子だからだ

 肩くらいまでの黒髪、整った顔立ちを眼鏡で隠してるがそれでも隠しきれていない程に整った顔立ちだと思う

あと泣きぼくろがチャームポイントだ、

スタイルはややぽっちゃり気味だがデブなんかでは無く

むしろソレが彼女によく合ってると思う

胸も大きい方ではあるがぽっちゃり体型と野暮ったい制服の着こなしからそこまで目立ってない、

ただ屈んだりした時におぉ、と思ったのが頭の片隅に残っていた


なんと言うか本が好きそうなイメージの子だ

委員長要素のない委員長とでも言おうか。




「………………………………彼女が……その、…浮気してるかも知れないんだ………」


「…………浮気…」



僕の知ってる笹木君の彼女からは凡そ想像出来ない言葉が飛出した。

大人しそうで真面目な子程浮気しやすいなんてのはフィクションの中だけの出来事のハズだ。

現実の人間はそこまで短絡的ではないし、貞操観念も緩くはないはず

だから僕の口から出た言葉は有り触れた慰めだった。



「きっと何かの間違いだよ、あの子に限ってそんな事あり得ないでしょ?彼女の事信じてあげなよ、」


「……あぁ…そだな…、」


彼にはそう言葉を返すしかない

それをわかっていながら僕にはそんな有り触れた言葉を返すしか無かった


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