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僕の友達はTS時間逆行拗らせ隠れ陰キャ幼馴染系巨乳美少女JKの前園さん  作者: ムラタカ


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26話  予兆

不思議な事にここ数日平和な日々が続いている

不良じみた陽キャ男子生徒に逆恨みで絡まれる機会が以前に比べ激的に減った

個人的な目測では前園さんのガチ恋勢が減った事が大きいだろうがそれでも学校全体の割合では未だに4割はいるだろうと思っている

それだけ前園さんの異常な人気を物語っているのだろうと思う、そしてそんな前園ガチ恋勢に反発する第2勢力が僕と前園さんのカプ厨勢力だ、

僕の平和はこの2勢力がぶつかりあうお陰で現状維持されていると言っても過誤ではない、


しかしそれらより個人的に大きな変化がここ最近あったのだ、



「おはよー、アキちゃん!それと只野君も!」


「おはようございます瑠衣ちゃん」


「おはよう」


「ねーねー聞いてよ昨日さー、」



舞野瑠衣の存在だ、

彼女に僕は数日前告白……の様な何かをされた、

告白と断言出来ない所がミソだ、

しかし匂わせや嘘告白の類ではないと彼女本人から言われていた、つまり少なくともあの時僕は本当の意味での告白をされたのだ、

思い返してみれば生まれて始めて、人生で始めての、いや、もしかしたら最初で最後の告白だったのかもしれない。

そう思うともう少しアプローチしておけば良かったと

思う反面彼女と僕が付き合ってる所が想像出来ない

そもそもにおいて僕は彼女の事をろくに知らない

向こうもそれは同じだ、ならどうして僕に告白なんてして来たのか

彼女は言った、拒絶される事に喜びを感じたと

何だそりゃ

正直意味がわからない


一つ理解出来たのは彼女は僕個人に恋心を持った訳じゃない、彼女は僕という存在の中に理想の男性像を見ていたに過ぎない


だからこそ告白されても断る以外の選択しか無かった。


仮に付き合ったところで遅かれ早かれ僕という人間を真の意味で理解した彼女にフラれていた未来がありありと見えたから

それに始めて出来た本当の彼女に訳も分からずごめんね思ってたのと違ったわ!とか言われてフラれたらトラウマ物ですよと


そうしてどうしたものかと悩んでいるとこれである、

ついこの前までは彼女は僕の事を康太君と下の名前呼びだったのだ、知らない内に名字呼びに戻っていた

加えて前園さんを後回しにして僕に挨拶してくるくらいには距離をつめられていた


どういった心境の変化かは知らないが着目すべきポイントは他にもある、舞野さんが以前にも増して前園さんにベッタリだし、前園さんは舞野さんの名前を呼ぶ時はそのまま舞野さんとなる、が、アキラ君が個人的に舞野さんを呼ぶ時の呼び方である瑠衣ちゃん呼びになっているのだ、二人の仲が知らん内に進展し、百合ものですか?と問い詰めたいレベルになっていた、




「アキちゃんはスタイルいいんだしもっとブランド物着てアピった方がいいって、絶対映えるよ!」


「私SNSとかに自撮りとかしたくありませんよ?」


「もー違う違う、別に実際やらんでもいいんだって、楽しんでいかなきゃ!せっかく悩殺ものの美貌なんだし活かさなきゃ損だよ!」


「そうですかね?」


「そうだよ!」



ギャルトークが炸裂している、

楽しそうで何よりだ、

しかしホントに平和になったものだ、


陽キャ達に絡まれなくなったのは本当に大きい

あの一件で僕のメンタルはかなり下に来ていたからアキラ君がいなければ今頃どうなっていた事か考えただけで恐ろしくなる


今でこそ平和だが陽キャ達の苛立ち、あるいは鬱憤、憤慨、嫉妬、これらは康太の預かり知らない所で着実に大きく膨れ上がっている



そしてそれは康太に思いも寄らない形で襲いかかってくる事になる






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