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桃太郎伝説~あれ、なんか時代がおかしい?~

作者: おじゅ

むかしむかしあるところにとても仲の良い老夫婦がいました。その老夫婦は子供がおらずひっそりと暮らすはずでした。しかし、あの日を境に変わったのです。


ある日おばあさんは川へ洗濯へ。おじいさんは山へ芝刈りに行きました。2人ともせっせと働きました。おじいさんは芝刈りを終え家に帰りました。おばあさんも洗濯を終えたため家に帰ろうとしたその時。

『どんぶらこどんぶらこ』

と大きな桃と一緒に子供が入ったバスケットが流れてきました。おばあさんは慌ててバスケットを川から上げ、桃をそのまま流しました。バスケットの中には『拾ってください』と一文の紙きれが入っていた。おばあさんは捨て子なのだと思いその子供を家に連れて帰りました。

家ついたおばあさんは、おじいさんに川で子供を拾ったことを話しました。そうしたらおじいさんは

「その子をワシ達の子供として育てないか」

と言いました。子供のできない体であるおばあさんはいい考えと思い 、罪悪感も少々感じながら

「そうしましょう。」

と言いました。その後、拾った子供の名前をつけることになりましたが、たまたまとはいえ大きな桃と一緒に流れて来たため桃太郎と名づけることにしました。

それから桃太郎はどんどん成長していき、10年たった頃にはとっても立派になりました。


「桃太郎も今年で10歳か」

とおじいさんが言うと

「お父さん10年も育ててくれてありがとう!もっと、お父さんとお母さんの為になることをしたい」

と言いました。その言葉を聞きおじいさんとおばあさんは向き合い決心して言いました。

「この国には鬼ヶ島という島があるんじゃ。そこに住んでいる鬼は時々町に来て悪いことをするので困っているんじゃ。桃太郎にはその鬼を退治して欲しいのじゃ。」

と今まで内緒にしていた鬼のことを明かしました。すると桃太郎は

「お任せ下さい。10年も育てて頂いたのです。私が行って退治してきましょう」

そうするとおばあさんは喜び半分悲しみ半分で頷きました。


数日後

桃太郎は鬼ヶ島へ向かう旅に出ることになりました。

「お母さん、お父さん、約束通り鬼を退治して無事に帰ってきます。待っていてください。」

「待って。これを持って行って」

と大きな袋を貰いました。これは必要な時に開けてと言われました。

「では、行ってまいります。」

そうすると泣きながらおばあさんとおじいさんは手を振りながら見送りました。


この時代ではなんと現代で言うネットというものがあるのです。

桃太郎は1つの町でネカフェに行き、鬼を倒すための仲間を探すことにしました。


後日ネットで募集した仲間の欄に馬、ゴリラ、鷲からメッセージが来ており。早速会いに行くことにした。

「ここから始まるんだ、私の冒険が。」

仲間にする予定の動物達が"初見殺し"と呼ばれ仲間に勧誘する際に貢物に希少な物を要求するとは思わず………


続く……… ??


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