オタクに可愛さを求めるな
遂に新作の第1話はです!
「魔王デスガイア! 貴様は俺の愛すべき友スラクを殺した!
そしてこれは、スラクが俺に託した技だ! これで貴様を地獄に
葬ってやる! スラクの仇だ! くらえ!
アルティメットバースト!! 」
「そこまでして邪魔をするか! アレクセイ! ならば受けるがいい!
我が究極にして最強の技! デスバースト!! 」
負けられない! ルークとの約束を果たすまでは!
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!! 」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! 」
そして、二人はお互いの生命エネルギーを使いきり、世界樹に戻った
「くぅ~!! 魔導師アレクセイの最終回は最高でしたな~! 」
もう10回は見てるけど全然飽きませんなぁ~!
やはり、アレスラも良いが、アレガイも捨てがたいですなぁ~
あえて敵対する二人をカップリングさせる事により
尊さを数十倍にもしてしまう。
どうして、敵対関係だとこう、むしろもえるでごさるぅ~
~♪~♪~
「あっ、千代殿から電話でごさる。アレスラ~」
「アレガイ~」
「何の用でござるか? 拙者はいま、
魔導師アレクセイの視聴で忙しいのでござるが? 」
「みーほ、またいつもの1世代前の世間から見た
オタク口調に戻ってるよ」
「えっ!? 本当でござるか!?すまぬでござるよ千代殿。
元の口調に戻すから待ってるでござるよ。
私の名前は白銀美保。好きな食べ物はお寿司。
嫌いな食べ物は、嫌いな人と食べるお寿司。よし
お見苦しいところをお見せしました。」
「良いよぉ~、幼なじみで家が隣なんだから」
「で、何の用なの? 」
「あ~そうそう、この前借りた小説あるじゃん」
「あぁ~、異世界でもお前を愛してる。でしょ?」
「そうそう、あのBL小説なんだけど」
「どうだった? 面白かったでしょ! 」
「うん、凄く面白かったけど、主人公の斎藤が受け体質過ぎて
誰とでも付き合いそうな勢いだったね」
「まぁでもやっぱり、ルカでしょ! サイルカでしょ! 」
「あの、闘技場の生きる伝説の戦士でしょ?
私はグリンの方がカップリング的には
お似合いだと思ったんだけどなぁ~」
「おいおい、ちょっと待ちな」
千代の後ろから、序盤にアドバイスをくれる
上級冒険者のおっさんの声がする。
この声は、水木ちゃんかな? 相変わらず完璧な声真似だ
「そっちに水木ちゃん居るの? 」
「うん。一緒にBL本読書会してるの」
「で、水木ちゃん? 待つとは? 」
「いやいや美保も、千代もわかってない! ですわ!!
主人公の斎藤は一緒に異世界転生した
杉本にメロメロでしょうが! 」
「ふっ、これだからヌーブは困りますな! 斎藤の気持ちは既に
ルカの物なのよ! ルカの罠にメロメロのヌルヌルなのよ! 」
「なーにを仰ってるの! 斎藤の最後の力を振り絞れたのは
杉本の力があったからでしょ! 杉本の秘奥技、
高速百連ラッシュにもう斎藤はおちてるのよ!
トロトロのドロドロなのよ!! 」
「まぁまぁ、落ち着いて二人とも」
「千代ちゃんはどうなの! 」
「いやどうもこうも、恋人ならいるじゃないステイン君が」
「イヤー! 」
「やめてー! 」
「千代ちゃんは禁忌を犯したわ! 」
「なんて事を言うのよ千代! 」
「いやいや、だってそうじゃん。あの早い者勝ちの状況において
皆がいけなかったのに、勇気を出して告白したのは
ステイン君だけじゃない。まぁ、私個人的にはやっぱり、
グリンの方がお似合いだと思ったんだだけどな~」
「いやいや、サイグリより、サイルカでしょ! 」
「いやいやいや、サイルカより、サイスギなんだよ! 」
「まぁまぁ、落ち着いて」
「これは第三次BL大戦をしなければいけないようだな! 」
「サイスギ派とはいずれやり合う運命とは思っていたでごさる! 」
「行きますわよ!! 」
「いざ参る!! 」
「は~いそこまで、それやりだすと長いんだから」
「千代ちゃんが言うなら。命拾いしたでごさるな」
「ふっ、貴方こそ千代に感謝するんですわ! 」
「二人は仲が良いのに、とことん敵派閥だよね~」
「なんでだろうねぇ~?」
「さぁ? 神のみぞ知るってやつじゃない? 」
「あの~本題に入っても良い? 」
「本題? 」
「そう、昨日の子の話だよ」
「あぁ~顔はまぁまぁ良かったけど、趣味が合わない人とは
付き合わないようにしてるんだ。
てか、あの人オタクをバカにしてる感じがあったしね」
「オタクをバカにしてる人とは確かに付き合いたくないよね」
「美保ってモテるのに全然付き合わないわよね」
「もしかして、あの事引きずってる?」
「うん。やっぱり趣味が合わないとすぐに別れちゃうからね。
顔なんてどうせ見た目だし、中身で勝負して欲しい」
「じゃあ顔がオークでも良いの? 」
「あっ、オークで思い出した! この前見た本がね!! 」
「話がまた変わった」
「オークって、性欲が強すぎて大体受けが壊れるのよね」
「でも、その壊れる受けが……」
『最高に良い!! 』
「ふっ……」
「流石でござる」
「気が合うのか、合わないのか分からないね」
「じゃあ私寝るね」
「お休みなさい」
「また明日学校でねぇ~」
はぁ~、私は幸せ者だなぁ~
趣味が合う友達が居て、普通の学校に行けて
オタ活を絶賛謳歌してる、私って世界一の幸せ者じゃない?
今日も推しの声優(女子)の声を子守唄にして眠れる……
お休み世界
~♪~♪~
朝は好きなキャラの歌で目を覚ますと気分が非常に良い
私の朝は5時から始まる
「またいつもの行くの? 」
「うん、7時までには帰ってくるよ」
おぉ、マイマザー美味しい朝ごはんを用意して待っていて
耳にイヤホンを付け、スポーツアニメの主題歌をかけ
ランニングを一時間、ラジオ体操を10分
日は出ているがまだ少し暗い、回りに人は少ないく、
空気が少し冷たいし、車の通りも少ない。
やっぱりランニングするなら早朝に限る
「ふぅ、朝から爽やかな気持ちになる」
「あぁ、美保ちゃんおはよう」
「おはようございます! おばあさん」
「相変わらず早いねぇ」
「体を動かすことは健康の秘訣ですから! 」
「それ老人のセリフなんだけど? 」
「全てはいつまでもこの幸せを堪能する為の行為! 」
「若いってのは元気で良いねぇ~」
「若いのは若者の特権ですから」
「もっともじゃね」
さて、後はテキトーに柔軟をして帰ろ
「凄いねぇ、体操選手もビックリの体の柔らかさじゃねぇ」
「小さい頃の夢はイカです」
「特殊な夢じゃねぇ」
「タコより美味しいし、イカスミのパスタが美味しいから」
「じゃあそろそろ、帰るのぉ」
「バイバイおばあさん」
今日も推しの音楽を聞いて、近所の人と雑談をして
近所の人と雑談をして、幸せを実感できるなぁ~
「さて、帰ろ」
今日も推しの声優が尊い
「マイマザーただいま~」
「お帰りご飯できてるよ~」
「は~い」
食事を一通り終えても
現在の時間が7時20分、私の学校の登校時間は9時から
そして登校にかかる時間が20分、全力で走れば10分程度……
残された時間がおよそ、1時間20分つまり今からする事は決まっている!
お気に入りのマイリストを開いて、リピート再生にする。
部屋の防音良し、部屋の片付け良し、スピーカーの用意良し
アニソン斉唱、私の気持ちよお立ちください。
私のマイリストの順番はバトル→日常ギャグ→ラブコメ→日常
の順に流れるようになっている。
日常を二回挟むのは、日常系のopはリセットの役割をしている
こうする事によって飽きずに聞くことが出来る!
~数分後~
「さて、そろそろ学校行こ」
「美保~あんたの自転車届いてるわよ」
自転車が届いているだと!
「おぉ~さすがカタログを見てこの自転車には運命を感じてたんだ~」
この白銀に輝くボディ、持ちやすいグリップ、そしてギア!
なんと驚く事に6段階! 1番の特徴は踏み出しが重くない!
スピードもかなり早い! これで学校への登校を更に短縮!
最近泣き虫ペダルを見たから、空前の自転車ブームが来たのよ!
小野田細道君みたいなハイケイデンスをやってやるわよ!
「いってきまーす」
「いってらっしゃーい」
通学、下校は一人が1番
考え事も一人が1番捗る
「美保~、あんた学校に自転車で行っちゃダメよー」
「なんでー? 」
「まだ申請の紙書いてないから」
oh……my、mother
「わかった~」
まぁ、いいや。両耳にイヤホンを付けて
早歩きで登校すれば、まだ十分に間に合う!!
幸いな事に登校時間の15分前に家を出たから、
この曲が約3分30秒。次の曲が約4分、次の曲が約3分30秒
次の曲が約5分。合計約15分! 行ける! 早歩きで間に合う!!
目指すは学校! いざ出陣!
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