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第5話

ブクマありがとうございます……!

明日も気合入れて更新していきます。

これからもよろしくお願いします。






「ほら、早く脱いでよ」


細川は、シャツを脱ぎ切って、下着姿になる。


その……女子高生ってこんな下着なのか……?


細川って結構お、大きいんだな……。


た、谷間が、くっきりと……。


し、刺激が強すぎる……!赤ってこんなにも刺激的なのか……?


「……ちょ、ちょっと待ってくれ。い、いろいろと、お、おかしいじゃんか」


「あら、下着で興奮してるのかしら。堕ちるところまで堕ちましょ?」


細川が俺にキスしようとした、その時ーー




麗亜が階段を上がって、俺の部屋のドアをノックした。


「お兄ちゃん、入るね……あ、ご、ごめんなさい……邪魔してしまいました!」


「ち、違うんだ……れ、麗亜は誤解している……!」


「う、うそつかないでよ?」


「ほ、細川もそこから退いてくれ……!」


「じゃあ、ほ、細川さんはなんで下着姿何ですか……?」


細川は軽く、脱いだシャツで咄嗟に下着を隠しているが……?


細川は、俺に見せつけてはきたが、麗亜に見られるのは恥ずかしいようで……。


「こ、これは、そ、そうね、あ、暑かったのよ!」


「……そうなんですかあ?」


「そうなの。達也も暑いようだから、少しボタン外しているでしょ?」


「そ、そうだ、麗亜」


納得のいったようではないが、誤魔化し切って、麗亜を部屋から追い出した。


「……なんか麗亜ちゃんに場を乱されてしまったわ」


「俺としたら、助かったよ」


「な、何ですって……?」


「ご、ごめめめん!い、痛てーよ」


首から上はダメだって親に言われなかったのかい……?


「私、帰るから」


「……じゃあな」


「そこは、家まで送ろうか?とか言うんじゃないかしら……?」


「イテテて……!や、やめろ、髪の毛を引っ張るな!」


「送りなさい?」


「は、はい」


ふうー。痛かった……!




「麗亜ちゃん、また来るね」


「あ、はい!ぜひ。でも、まさかこんな兄と付き合っているとは、思いもよらなかったです」


「そんなこと、ないわよ……?んふふ。では、失礼するわ」


「あ、……さようなら」


麗亜よ、気持ちはよくわかる。


細川って……圧がすごいだろ?




俺は、細川を、駅まで送って行く。


駅まではそんなに距離がないもんだから、少しの辛抱……。


「ーーねえ?聞いてるのかしら、人の話!」


「んあ、聞いてるさ」


「さっき、私のこと、京佳じゃなくて、細川って呼んだよね?」


「そうか」


「分かっているのかしら。あなたは私の愛人よ……?そんなに素っ気ない態度取られると気分悪くなるわ!」


「はいはい。ほら、駅だぞ。また明日な」


細川は、プイと、顔を俺から背けて、返事することもなく、駅の改札を通っていった。



俺は、麗亜に迷惑をかけてしまったので、帰りに、お菓子を買ってやろうと思った。


家から見て、学校とは反対側にある、滅多に来ない駅前のコンビニに行った。


麗亜は、満月が好きなんだが……


1軒目のコンビニは、売り切れだったので、一本筋の入ったところにあるコンビニに行った。


満月を無事、確保した、俺は一安心してレジに並び、会計を済ませようとしたのだが……?


この店員、どこかで見た気がするんだが……?


あ……!



「お、お前……白羽か……?なんでここでバイトしてるんだ……?」


「……ど、どうでもいいでしょ」


「……お前の家って金持ちじゃ……?」


「関係ないでしょ!私に話しかけないでよ……」


「ちょ、店の中で大声出すなって……」


俺は、前もって用意していた小銭を出した。


白羽は、商品を袋に入れ、108円を、レジに入れた。


俺は、レシートも受け取らず、すぐさまコンビニを後にした。


な、なんで、あいつがバイトなんかしてんだ……?


社会体験かな……それともーー





自然と、帰る俺の足取りは、速くなる。


俺の横の家、白羽という表札が掲げられた家の前を通り過ぎようとしてーー


俺の疑念は、さらに深まる。


麗亜なら、なんか知っているかな?


俺は、右手にお菓子を持って、家の扉を開けた。






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