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第1話

新たに連載させていただきます、あき池です。

いろいろ足りないところがあると思いますが、よろしくお願いします。

ブクマしていただけると、幸いです。









なんでこんなに人生、普通に送れないんだ……!


勉強していないのに、成績トップ。


妹は、可愛すぎる。


今の今までいいことなんて一つもない。


彼女ができたことはない。


好きな子も1人くらいいるかって?これまでゼロ。


思うようにいかないことなんて、キリがないほどある。


一番、憂鬱なのは隣の家に住む幼馴染……


それもどうなのか、怪しくて、俺の中では、ただの隣人になりつつあるけどね。


もう、高校3年生になったら自分の分析くらいできるよ。俺は彼女とは一生関わることはないと思う。幼馴染なんて烏滸がましくて、口が裂けても言えない。


俺と同級生で、同じ学校、同じクラスにしかなったことがない、白羽彩子って名前なんだけど……頭の中で、その名前を思い浮かべても、ここ4、5年は彼女の名前を呼ぶことはなかった……と思う。


彼女は、いつでも、その抜群のオーラを放っている。


びっくりするほど、透き通っているように見える白い肌に、きめ細かに整った容姿は、浮世離れしている。


光沢の反射を均一にして、見る者の目にその輝きをもたらす、清らかな髪は、正統派の黒。


おまけに、モデル並みのスタイルで、背の高さも165センチくらいある。


よくよく考えたら、超美少女だよな。


あーあ、どこで道を踏み間違えたんだか。


小学4年か5年まではちょくちょく互いの家で遊んだりご飯を食べていたんだけどな……。


彼女に俺は拒絶されて、今に至るってわけさ。


俺の部屋と彼女の部屋は、4mくらい離れているだけなんだけど、最近カーテンが開いていることがないんだよな。


いつもの俺は、暇さえあれば、スマホをいじっている。


こんな俺でも高校3年生なんだ。つまんねー人生を送ってきたけどな。



こんなことを考えながら、歩いていた俺は、突然、職質された。


「君、名前は?」


「え?あ、神宮寺です」


「名前は?」


「あ、達也です」


「年は?」


「17です」


「ちょっと身体検査させてもらけどいい?」


はあ?俺が怪しいって訳かよ!


30分ほど拘束されたよ、おっかげさまで。


普通な俺がなんでこんな目に会うんだ?




俺はイライラして家に帰ると、愛しの妹の麗美れみが、ばたばたと足音を立てて、出迎えてくれた。


「お兄ちゃんお帰り!」


「ただいま」


「ねえねえ、お土産ないの?」


「……今日は何もないさ」


「あ、そ。部屋に戻っとくね」


こいつは、俺がお菓子かデザートを買ってくるのを待っている。


妹は、性格がな……難ありだよ。








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