収束4
メガネの男は1人重たい足取りをおしてグランドツリーを駆け上がっていた。
「はぁ、はぁ、早く…もっと早く走るのですよ私の足!」
2分前ーー。
「ゔわぁぁぁぁぁぉぉぉぁぁぁあ!!!!!」
何かが上の所へ飛んできたみたいですね…。
嫌な予感がします。ペースを上げて一刻も早く頂へ登りつめた方が良さそうですね。
「はぁ、はぁ、私の私の完璧な計画が!!いや、まだです。まだイレギュラーが起こったと決まったわけでは」
「おぉ、やっと来たかプレイヤー。」
「!?どうしてホーンラビットがここに!?餌は全て撒いた筈です!捕え残した個体としても、1.ここはグランドツリーの中腹をだいぶ超えた付近。2.この道は天龍が巻きついて出来た物。よってここには存在する筈が無いのですよ!!」
「へぇー。グランドツリーに天龍が巻きついていた時に出来た溝なのかこれ。じゃあこれを登って行けば天辺まで行けるって事か?」
「はっ!只の駒如きに私が長年磨いてきた美しい計画が分かる筈ありませんよ!この美しい螺旋状のスロープを見つけた時、私は確信したのです。これはこの汚い世界から崇高な私を救い出す為に用意された天からの糸なのだと。」
「ん?よく分かんねぇが行けるって事だな。良かった…ゲホッゲホゲホ。」
「おや、どうやら手を汚さずとも良いようですね。その心掛けは大変よろしい!褒めて差し上げますが、貴方同様私にも時間がありません。普段でしたら絶対にこの様なはしたない真似はしないのですが、ゴミを跨がせて頂きましょう。」
「そうはさせねーぜ。」
「なっ!離しなさい!!」
ドゴッ!!
「グハッァハ!!」
「ゴミの分際で、私の足を汚すなど許されざる罪!!」
ドゴッ!ガシッ!ゴグッ!
「はぁ、はぁ、はぁ……死にましたか。まぁ、いいでしょう。先を急ぐとし」
ギャーーーーーーー!!!!!!




