表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エデン~鳥籠編~  作者: 不知火美月
63/84

Sの謎

定期的に運ばれてくる食事。もう何回目だろう…


何の変化もない薄暗い部屋にはロウソクの灯りが揺れているばかりだ。


時間の感覚なんて物はとっくになくなり、囚人達は言葉を発する事すら忘れたように静まり返っていた。


外の地獄に比べて此処は天国のように平和で、まぁ、頑張ったし。たまには休憩したって損は無いだろう。


最初はそう考えて過ごしていた。だが、何か変だ。何かは分からないが気持ちの悪い違和感が背筋をじっとりと舐めていく。


やはり此処に長居すべきでない気がする。


だが脱獄しようにも窓1つない部屋がずっと続いているという事は、恐らく地下なのだろう。


何とかして牢を破ったとしても地上まで逃げるのは不可能に近い。


「なぁ、アンタ。Sなのか?」


口の軽そうな方に呟いてみた。


「あ?んなもん此処の奴らは皆んなそうだろ?」


「俺は違う。どうしてそう言えるんだ?」


そういうと男は急に大声を出して笑い始めた。


「お前もそうだろ!」


「いや、俺は違う!入った事なんて無いんだ!」


すると輪をかけて笑い出し、その声はこのフロア全体に響き出した。


「五月蝿いぞ!」


隣から怒鳴り声と壁を蹴る音が聞こえた頃、やっと笑いが治まってきたようで、男は話し始めた。


「悪魔の証明って知ってるか?」


「あぁ。」


「お前も知っちまった。それだけの事さ。」


「じゃあ3つ聞かせてくれ。」


「まぁ、暇つぶしくらいにゃ〜なりそうだな。」


「鳥籠から出た奴はいるのか?」


「さぁ?Aは出たんじゃあないのか?」


「此処から出たがってる奴らにはどう会えばいい?」


「いいか?ヒヨッコ。会えないぜ。」


「どうしてだ!?協力し合えば天龍だってどうにか出来るだろ!」


「キョウリョク?あぁ、協力ね。そんな言葉あったな忘れちまってたぜ…お前さんホント変な奴だな。こんな奴初めて見たぜ俺は。」


それからは誰も何も話さなくなった。


恐らく此処はファームだろう。シュガーに会えればこんな所さっさとおさらば出来るのに!


早く、早く此処から出たい。




【お読みいただきました皆様へ】


本日も御来店ありがとうございます!


少しでも面白いなと思って頂けましたら、広告欄下の★★★★★をタップして頂けますと、大変不知火の励みとなり、筆も投稿も早くなるかと思います!!

そして、続きが気になったそこの御方!

是非ブックマークを押してお待ちください!!


これからも、どうか末永く宜しくお願い致します。


長くなりましたが、またの御来店お待ちしております。

不知火美月

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ