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エデン~鳥籠編~  作者: 不知火美月
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ファーム2

一目散に駆け出したシュガーを必死で追いかけるが、切り株渡りでどうやっても引き離される。


ヤバイ、このまま見失ったらファームに辿り着けないどころか生死に関わるぞ!


「シュガー!!」


一体どうしたというんだ。


キーーー!


〈ワイバーン〉!?


咄嗟に体を伏せて茂みに隠れる。


この森は木が少ない。あるにはあるが、背が高く枝は全くない。ここでワイバーンに出くわしたら間違いなく逃げられないだろう。


茂みから顔を出すともうシュガーの姿は確認出来なかった。ワイバーンも居ないようだし、ここに居たって仕方がない。シュガーが走って行った方角へ進むことにした。


1人になってから切り株を5つ程越えただろうか…。


「シュガー、一体何処行ったんだよ…」


疲労と空腹で体が重い。思えば最初に目覚めた地点から何キロ移動したんだ?かなりの距離のはずだ。それなら比例してかなりの時間が経過したのではないか?


ふと空を確認する。


「太陽が…動いて…ない」


グランドツリーの少し西寄りの位置で太陽は今もなおギラギラと光り続けていた。


よく考えると鳥籠の外の空は雲ひとつない晴天だった。中央の森で風を感じたが此処は鳥籠の中、一体何処から風が吹いてきたのか。



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