登場国家紹介
以前希望のあった国家紹介を行います。
補足
扱っている国は、作中で出た国家のみです。
人口は、ハレル教圏崩壊直前のものです。
インシエント大陸各国の人口は、流入した移民を含みます。
ネルウィー公国とフェンドリー王国の人口が極端に少ないですが、移民が完了していない国民のみを記載しています。
兵力に関する記載は行いません。
暁帝国
国家元首:東郷 武尊
政治形態:独裁制
人口:約1億5000万人
備考
主人公である東郷が、神からの依頼を受けて建国した国家。
ハーベストで唯一の現代国家であり、隔絶した技術力と国力から、敵対すれば滅亡がほぼ確定する。
現在では、世界で最も影響力を持つ国であり、この国の一挙手一投足で世界が大きく動く事となる。
スマレースト大陸
ビンルギー公国
国家元首:イリス
政治形態:封建制
人口:約1300万人
備考
ビンルギー公国は、暁帝国と初の接触を果たしたアイラとアイナの故郷であり、東郷が初めて来訪した外国でもある。
地理的に大国に挟まれているものの、それなりの国力を持つ事から両国から勧誘を受けて来た過去を持つ。
ただし、軍事的には取り立てて強くは無く、最終的に対峙する事となったジンマニー王国には道扱いされる程であった。
また、暁帝国との国交締結時に発生したスマレースト紛争の首謀者の出身国でもある為、何だかんだで肝を冷やす場面が多い国でもある。
暁帝国との国交を持って以降は急激な発展を謳歌しており、食糧事情と医療技術の向上から人口も増加傾向にある。
しかし、ゾンビ騒動で若干の被害を被った経緯から、国民の恐怖心を抑える為にシェルター等の避難施設の建設に力を入れざるを得なくなり、財政を圧迫されている。
ハーレンス王国
国家元首:バリエ
政治形態:封建制
人口:約2100万人
備考
スマレースト大陸に存在する大国の片方である。
歴史的にジンマニー王国と対立して来た事もあり、それなりの軍事力を保有している。
ただし、戦闘に関してはジンマニー王国の方が上手であり、防御重視で対抗する方針を取って来た。
その防御策は極めて有効であり、両国の対立を長らく膠着状態へと持ち込んでいた。
また、外交戦に於いてビンルギー公国を味方へ付ける事にも成功し、物量面で若干の優位に立っていた。
しかし、長年の対立は王国の疲弊に繋がっており、多数の穏健派が台頭する事態となっていた。
日に日に勢いが弱まる事に危機感を覚えた強硬派は、ビンルギー公国の強硬派の誘いに乗る形でスマレースト紛争へと参戦した。
結果、強硬派が全滅した事で事実上穏健派に統一された。
暁帝国との国交締結後は、大国である事から国際空港の建設まで行われており、大陸の重要な空の玄関口としての機能を持っている。
しかし、ハレル教圏によるゾンビ騒動によって極めて大きな打撃を被った事もあり、一時的にマイナス成長となってしまう程であった。
犠牲者の多さから未だに回復し切れていないが、それなりに安定はしている。
ジンマニー王国
国家元首:フレッド
政治形態:封建制
人口:約2600万人
備考
ハーレンス王国と並ぶスマレースト大陸の大国である。
軍事的には大陸最強であり、機動戦を得意とする。
反面、外交的には見るべき所が無く、基本的に力の優位を示す事で押し切ろうとする構えである為、自身の要求が通った事はあまり無い。
また、ハーレンス王国の防御策の突破口として期待されたビンルギー公国との交渉でもやらかしてしまい、無駄に敵を増やす羽目となってしまっていた。
しかし、いくら軍事的に強くとも、戦い続きの環境に嫌気が差していた者も多く、和平を望む声が日に日に高まっていた。
ハーレンス王国と同じく、この動きに危機感を持った強硬派が暁帝国との接触を切欠に動き出した事で、結果的に和平が実現する流れとなった。
その後は、大きな障害も無く発展を謳歌しており、大陸で最も安定している。
また、大陸北側の国である事から、暁帝国との交渉の為にやって来たネルウィー公国の船舶が漂着すると言うハプニングも発生した。
サイズ共和国
国家元首:ジム
政治形態:共和制
人口:約300万人
備考
ジンマニー王国とハーレンス王国の間に存在する中立国。
内陸国であり、峻険な山脈を国土とする事から攻められにくいのが強みでもある。
また、人口は極めて少ないがその環境から人的な質が高く、軍事的にも強力である。
特に、竜騎兵は一騎当千であり、ハーレンス王国侵攻の突破口として攻撃を仕掛けて来たジンマニー王国軍を打ちのめした事もある。
また、国民の団結も極めて強く、スマレースト紛争への参加者を出していない。
そして、大陸の中央付近に位置する事から、スマレースト大陸同盟の本部が置かれている。
しかし、その地形や国土の狭さから開発出来る土地に限りがあり、発展の度合いはあまり良くは無い。
それでも、大陸同盟の中で防空に関して中心的役割を果たす重要な国となっている。
インシエント大陸
クローネル共和国
国家元首:カエルム
政治形態:共和制
人口:約2900万人
備考
かつて、準列強国であったクローネル帝国の後身。
頑迷な指導者によって暁帝国を相手に滅亡寸前まで追い詰められてしまい、秘密裏に暁帝国と接触したカエルムとスぺキアによって共和国として再出発を成功させた。
征服事業によって得た領土の大半を手放しており、現在は小国と呼べる程度にまで国土が縮小している。
その際に、帝国在住の国民の処遇が問題となったが、生粋のクローネル帝国人のみをクローネル共和国民とする事となり、残された国土への移住を行っている(他に、志願者がいれば受け入れている)。
その後は緩やかながら安定した発展を享受しており、大きな問題は発生していない。
また、後にブームとなったワイン製造でその質の高さから人気を博しており、ワインが特産品となっている。
フロンド共和国
国家元首:マインヘイム
政治形態:共和制
人口:約2600万人
備考
かつて、クローネル帝国によって故郷を追われた長命種の生存者によって建国された国。
大陸北部の山岳地の先にある事から極めて攻められ辛く、その環境もあって人的質も高い。
大陸戦争後にクローネル帝国の手放した領土の一部を編入したが、元の領土よりも広い事もあり、開発に難渋すると言う問題も発生した。
尚、編入した領土の住民もフロンド共和国民として編入されている為、人口が大幅に増加した。
元々が寄り合い所帯である為、さしたる問題も無く馴染む事に成功している。
領土の一部に未開拓地が存在するが、此処には危険生物はさほど存在していない事から、開発はかなり順調に進んだ。
コロネ公国
国家元首:バルサ
政治形態:王政
人口:約1700万人
備考
元は極めて小さな国家であったが、恐らくこの世界で最も運の良い国家でもある。
大陸戦争後は国土を大幅に拡大させるも、その国土、国民共にかなり持て余していた。
しかし、戦時中の協定によって大陸のどの国家よりも早く開発に着手出来た事で、暁帝国の支援の手が最も入り易くなっていた。
フロンド共和国と同じく未開発地域の危険度は低かったが、旧属国地域が多く存在していた為、開発に大きな遅れを見せる場面が多々あった。
現在は、最大の移民受け入れ先となっている。
パルンド共和国
国家元首:ピスキス
政治形態:共和制
人口:約3300万人
備考
クローネル帝国と国境を接していた内陸の大国。
大陸戦争で最も大きな被害を受けた国家ではあるが、その軍事力は大陸有数である。
暁帝国の支援によって辛くも危機を逃れ、戦後は大陸唯一の内陸国として再編された。
大陸の中央部を領有する形となっている事から、インシエント大陸連合本部が設置されている。
尚、領土の北東部分には不干渉地域となっている山岳地帯が存在しており、見た目は良い事から観光地として新たな街が出来上がった程である。
同時に、周囲には危険度の高い未開発地域が広がっていた事から、有力なギルドの拠点ともなった。
ラビア共和国
国家元首:サムタナ
政治形態:共和制
人口:約3400万人
備考
大陸南東部を領土とする東側の玄関口の一つ。
大陸戦争時には暁帝国軍の上陸地点となっており、その威容を多くの国民が目撃している。
位置的に昭南島に最も近い事から、暁帝国相手の重要な貿易拠点となっている。
元々開発されている場所であった為、再開発の手間が掛かると言う問題が発生していた。
しかし、手間は掛かりつつも現在は現代的な港湾都市を持つ有力な海洋国家となっている。
リティニア共和国
国家元首:ウィリス
政治形態:共和制
人口:約2900万人
備考
大陸の北東部に位置する東側の玄関口の一つ。
クローネル帝国から最も遠かった事もあり、暁帝国の動きも鈍かった為、本格的な関係構築は戦後に入ってからとなった。
しかし、未開発地域が最も多く存在する地域であった事から、開発は難航していた。
特に、大きな犠牲を出した龍の出現は語り種となっている。
デオーチ共和国
国家元首:デヲチ
政治形態:共和制
人口:約2100万人
備考
かつて、クローネル帝国に滅ぼされたデオーチ王国の後身。
元々が大国であった事もあり、大陸南部一帯にその影響力が残っていた事から復活の流れとなった。
しかし、旧属国地域が最も多く存在する地域である事から、医療体制や財政等に多くの問題が発生していた。
その為、他国と比較すると人口増加は緩やかとなっている。
しかし、移民によって多くの問題が解決へ向かっており、先行きは明るくなっている。
コロネ公国に次ぐ移民の受け入れ先でもある。
セイキュリー大陸
神聖ジェイスティス教皇国
国家元首(臨時):リウジネイン、シェイティン
政治形態:合議制
人口:約200万人
備考
力を増したハレル教徒によって建国された、ハレル教の総本山。
国家としては極めて貧弱だが、ハレル教国家の纏め役としての権威を持っており、結集した力は列強国に匹敵する。
建国の目的がハレル教の拡大にある事から、他宗教を認めない攻撃的な姿勢を取っている。
しかし、暁帝国を怒らせた事から窮地へ陥ってしまい、抵抗の甲斐無く崩壊に至ってしまった。
シーペン帝国
国家元首:?
政治形態:帝政
人口:約6000万人
備考
セイキュリー大陸最強である準列強国。
かつては、ハレル教に敵対する意思を示していたが、民衆の間で広がる活動に恐れを成してハレル教国家へと鞍替えした経緯を持つ。
この国の動きによって事実上大勢が決したと言っても過言では無く、セイキュリー大陸に於ける覇者と言っても過言では無い。
しかし、覇者であった事から暁帝国の核攻撃の標的となってしまい、大打撃を受ける結果となった。
それでも、持ち前の国力で崩壊を免れていたものの、ハレル教圏そのものの崩壊によって遂に力尽きた。
リグルス王国
国家元首:?
政治形態:専制君主制
人口:約700万人
備考
神聖ジェイスティス教皇国の隣国。
宗教の総本山の隣に位置している事から、教皇庁へと訪れる信徒の宿泊施設が充実しており、安定した収入によって極めて良好な環境にあった。
しかし、教皇庁へと見せ付ける目的から暁帝国の核攻撃の標的として選ばれてしまい、首都を含む国土の半分近くが消滅してしまう。
その後は、国としての体裁を保てなくなったものの、残った領土が一応リグルス王国として認識されていた。
しかし、体制としては古代ギリシャの都市国家連合体の様になっており、一つの国とはとても呼べなくなっていた。
ハレル教圏崩壊の煽りを早い段階で受けてしまい、その時点で連合体は消失している。
アウトリア王国
国家元首:?
政治形態:封建制
人口:約1500万人
備考
ネルウィー公国と最も多くの国境を接している国家。
移民を渋る者の多かったネルウィー公国民を催促する目的から、核攻撃の標的となった。
元々は、ネルウィー公国からの襲撃を受ける機会が多い事から、軍の練度が高いレベルで維持されていた。
核攻撃後は聖教軍の派遣を受けるも、モラルブレイクした素人によって被害を受けてしまう。
勇者一行の着任によって立て直しを実現した事で難を逃れたが、それも長くは続かずハレル教圏の崩壊によって霧散した。
バスティリア王国
国家元首:ハットバーク
政治形態:封建制
人口:約1000万人
備考
アウトリア王国の東隣の国であり、ネルウィー公国と国境を接している。
エイスティア王国と共謀して独断で軍を進めてしまい、暁帝国軍によって返り討ちに遭ってしまう。
その後は、不満の爆発した各地の領主によって戦国時代となってしまい、ハレル教圏崩壊の先駆けとなってしまった。
エイスティア王国
国家元首:?
政治形態:封建制
人口:約900万人
備考
アウトリア王国の西隣の隣国であり、フェンドリー王国と最も国境を接している。
バスティリア王国へ独断での進軍を持ち掛けた国であり、ある意味でハレル教圏崩壊の原因の一端と言える。
進軍自体は理性的な指揮官によって早期に撤退が決定されるも、再度の侵攻を警戒した暁帝国によって半壊する羽目となった。
そして、戦後処理を誤った事から真っ二つに割れてしまい、バスティリア王国と同じくハレル教圏崩壊以前から末期状態となった。
ドローグ王国
国家元首:?
政治形態:王制
人口:約400万人
備考
ネルウィー公国の東側に位置する小国。
何の変哲も無い辺境の小国だが、レオンの生まれ故郷である。
レオンの活躍によって武勇に恵まれた事もあり、いくらかの地位向上に成功した。
しかし、その後は取り立てて何かがある訳でも無く、ハレル教圏崩壊によってひっそりと姿を消した。
ポラトエル公国
国家元首:?
政治形態:王制
人口:約1400万人
備考
ケミの大森林と隣接している国家。
被征服国ではあるが、その地理的事情から制限を受けつつも軍事的に強力となっている。
ケミの大森林と隣接している事で、ハレル教圏で勇者一行が最後に訪れた国でもある。
その強さから一部では疑心暗鬼に陥る程であるが、悪くは無いと言える程度の地位にある事から、下手に刺激しなければ積極的に反感を持つ様な国では無い。
しかし、聖騎士団の暴走によって激昂してしまい、危険生物との戦いによって鍛え上げられた軍の圧倒的戦力によって、瞬く間に周辺国を制圧した。
この動きに刺激されて各地で反乱が発生した事から、ハレル教圏崩壊の直接的な原因と言える。
ネルウィー公国
国家元首:特定の国家元首はいない
政治形態:合議制
人口:約60万人
備考
ハレル教圏と対立する国家。
ハレル教圏によって追われている亜人族が団結して成立した国家であり、各種族の特徴を最大限に生かす事で進行を阻止して来た。
また、海軍が強力である事も特徴となっている。
現在は、インシエント大陸への移民が最終段階へと入っており、間も無くネルウィー公国自体が消滅する事となる。
フェンドリー王国
国家元首:?
政治形態:専制君主制
人口:約30万人
備考
人間族の国家だが、ハレル教圏へ抵抗を続けている。
しかし、度重なる侵攻で消耗を続けてしまい、ネルウィー公国からの支援を受ける事でどうにか持ち堪えていた。
既に、滅亡を悟る者が多い中で移民政策が齎された事により、大半がこの申し出に飛び付く事となった。
その為、移民の進捗はネルウィー公国よりも順調となっている。
イウリシア大陸
アルーシ連邦
国家元首:フレンチェフ
政治形態:連邦制
人口:約1億9000万人
備考
イウリシア大陸最大の列強国である。
その人口は世界一を誇り、人海戦術が長らく恐れられていた。
ただし、その人口の多さからちぐはぐな所があり、国家として見ると隙が多くもあった。
しかし、ピルシー帝国を相手に苦戦した経験から国内体制の転換を図った事で、名実共に列強国となる。
その時点での技術力は近世ながら、連邦制の採用を初めとする近代的な体制を逸早く整えた事により、暁帝国との国交締結後の変革にも素早い対応を可能とした。
また、その余裕のある国力から食料生産の梃入れに力を入れて来た経緯もあり、大陸の食糧庫としての側面を併せ持つ。
現在は、解決へ向かいつつあるハレル教徒の妨害行為の解消を待っている。
ピルシー帝国
国家元首:?
政治形態:専制君主制
人口:約8800万人
備考
準列強国として長年アルーシ連邦と戦ってきた国家。
非常に強力ではあるが、国土の過半が砂漠となっていた事から、肥沃な土地を求めてアルーシ連邦と激突した。
反面、その砂漠には豊富な資源が眠っており、暁帝国との国交締結後には更に多くの資源が見出された。
現在は、アルーシ連邦と同じく潜伏するハレル教徒が悩みの種となっている。
アラン王国
国家元首:?
政治形態:王制
人口:約1000万人
備考
アルーシ連邦の西隣に位置する小国。
伝統的にアルーシ連邦とは良好な関係を保っており、小国ながらも安定した平和を享受して来た。
国内でプルトニウムが発見された事から暁帝国の注目を浴び、かなり美味しいポジションにいる。
一方、違法な市場の捜査の過程でハレル教徒の活動が確認され、より過激な活動が警戒される契機ともなった。
ウォルデ大陸
センテル帝国
国家元首:ロズウェルド
政治形態:帝政
人口:約1億2000万人
備考
暁帝国出現以前までは、世界最強と呼ばれていた。
帝政国家ではあるが、半分立憲君主の様な形式となっている。
平和主義を国是として力を振るって来た、この世界では異色の国家である。
唯一の近代国家でもある為、世界大戦でも全勝している。
国是から、世界大戦以降から世界会議を開催して来た。
現在は、紆余曲折がありつつも暁帝国との強固な関係を保っており、順調に戦力強化に邁進している。
ガリスレーン大陸
モアガル帝国
国家元首:ガレベオ
政治形態:専制君主制
人口:約8500万人
備考
世界大戦を引き起こした元凶として広く知られている。
元々が遊牧民であった事から騎馬の扱いに長けており、新天地への好奇心が旺盛である事から、逸早く大陸外へ進出した。
機動戦に関してはセンテル帝国をも上回っており、技術差から大損害を受けつつもしばしば痛打を与えた実績を持つ。
現在は、暁帝国によってかつての遠慮がちな姿勢が矯正されつつあり、敵対国への積極的姿勢を見せている。
エイハリーク大陸
エンディエ王国
国家元首:?
政治形態:封建制
人口:約3400万人
備考
エイハリーク大陸に於いて、唯一近世技術を有している準列強国。
長年、東の遊牧民の侵入に頭を悩ませて来た過去があり、侵入経路上を城壁で防御していた。
しかし、城壁の無い地点から再び侵入を試みる様になった事から、なし崩し的に城壁の全長が伸びて行き、国境線を兼ねる万里の長城が完成すると言うエピソードを持つ。
エイハリーク大陸では突出して人口が多いが、他大陸と比較するとどうしても見劣りしてしまい、国力にも余裕が無い。
その為、近世の技術を生かし切れる生産力が無い事に悩んでいる。
暁帝国との直接的な関係は無いが、ガリスレーン大陸を経由して輸入される商品には触れており、積極的に受け入れている。
ズリ領
国家元首:シーカ
政治形態:王制
人口:約50万人
備考
少数部族であるズリ族が治める領地。
厳密には、国家では無い。
しかし、それなりに強力な独立勢力である事から、対外的には国家で通っている。
見た目は原始的だが、それに反して実情は非常に高度であり、モアガル帝国を苦戦させた実績を持つ。
歴史的にドレイグ王国との関係が非常に深く、国家間のやり取りに慣れていない赤竜族に代わり、窓口の役割を果たしている。
アウステルト大陸
モフルート王国
国家元首:?
政治形態:王制
人口:約6500万人
備考
準列強国でありながら、影が薄い事が特徴となっている。
大陸一の強国であるにも関わらず、立ち振る舞いがその他の国家と大して変わらない事から、強国の威厳を感じさせない事で周辺国を困惑させている。
ただし、そのお陰で非常に安定している事も確かである。
反面、侮って怒らせると容赦が無い。
モフルート王国が大国化したのは、その様な事態が度々発生したからである。
島国
ドレイグ王国
国家元首:アンカラゴル
政治形態:合議制
人口:約6万人
備考
エイハリーク大陸の南に位置するシャカ島を領土とする列強国。
個々の能力が非常に強力な赤竜族が住んでいる事から、列強国扱いされた。
とは言え、当の本人達には国家運営している自覚は無く、異種族不信に陥っていた事から、ズリ族以外との関係を持たなかった。
しかし、最近の情勢変化に危機感を持つ者が増えた為、本格的な国家間の関係を持ち始めた。
エイグロス帝国
国家元首:チェインレス
政治形態:共和制
人口:約4300万人
備考
ハーベスト西端の国家。
非常に高度な諜報網を有しており、この諜報網によって古代遺跡に頼らずに近世レベルの技術を入手している。
国力は発展途上だが、準列強国候補として認識されていた。
現在は、暁帝国の台頭によってその様な話は聞かれなくなり、準列強国への昇格は夢物語となりつつある。
尤も、影が薄くなったのを良い事にあくどい手段を取る事も多く、現在はガリスレーン大陸の政情不安へ介入して荒稼ぎを行っている。
ノーバリシアル神聖国
国家元首:クリスタル
政治形態:王制
人口:?
備考
ハイエルフ族のみの島国。
かつては、その有り余る魔力によって周辺国を圧倒していたものの、やり過ぎて世界から怒りを買ってしまい、滅亡同然の状態へと追い込まれてしまう。
現在は、二つに割れていた内の懐古派がその勢力を確固たるものとしつつあり、王族のクリスタルを擁している事から無視されつつも国としての機能は取り戻しつつある。
その他
セイルモン諸島
東部地域に存在する大き目の諸島。
貿易の中継拠点として栄えていたが、ハレル教圏の布教活動を契機に真っ二つに割れてしまい、緊張状態の元凶となっていた。
ハレル教圏の崩壊によって緊張は大幅に緩和されているが、今後の体制をどうするかで誰もが頭を悩ませており、暫くは問題が続く見込みとなっている。
ケミの大森林の集落
ハイエルフ族の片割れが隠れている集落。
日本家屋の様な特徴を持つ集落であり、見事に自然と調和している。
太古から引き継がれた秘密を厳粛に守って来た事で、暁帝国が継続的に調査して来た謎の多くが解明された。
こうして見ると、結構な数だなぁ




