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終わらない愛〜幸福のために  作者: Miorin
分かち合う償い
21/48

復讐の代償

AM6時40分

智嫁は携帯のアラームがなる前に

自然と目を覚ました。



就活する様になってから

6時位の時間に起床できる様に

睡眠の癖をつけていた。



朝食を作り希楽の出掛ける準備して

爆睡してる蒼希と希楽を

起こしにいった。


ーーーーーー



蒼希は智嫁を「ついでだから」と言い

病院前まで送ってくれた。



蒼希・希楽

「行ってきーます」「バイバイ、ママ」

そう言って蒼希は車を発車させた。



智嫁は

段々小さくなっていく車を

見えなくなるまで見送った。



ー市民病院 院内ー

病院内に入り、送られてきた中の

書類に記載してあった案内通りに

院内を進んで行った。



説明を受けにきたのだろう

智嫁以外にもスーツ姿の男女性が

平日の病院でも多く目に付いた。



多く目に付くのは

智嫁自身の対象がそうだから

なのかもしれないとも思いながら歩いた。



ー市民病院内 講堂ー


採用試験の時に

院内保育の希望項目があり

希望を望んだ人数分の椅子がある。



智嫁が入った頃の30分前は

4分の1位しか座ってなかった。



だが…開始10分前になると

人数分用意されていたパイプ椅子は

残りなく希望の男女性が座っていた。


ー説明会開始ー

予告の10時に説明会が始まった。


利用について

利用者について

院内保育の規則

院内保育の理解など他複数



詳細な院内保育の説明があり

幾つかの間に休憩時間が持たれた。



そんな休憩の間に

積極的に声を掛けたり

希望者の隣り通しで話などをしてる。



智嫁には挨拶や会釈する人も

話し掛けてくる様な人は

誰一人もいなかった。



当然なのだろうか…?

周りの外見からの年齢は

どう見ても30~50歳くらいの人達。



その中に20代前半にしか見えないか

中には10代と勘違いしてる人たちの

智嫁への目線は冷たく厳しかった。



影口を叩く人が殆んどだ。

「若いくせに子供なんて…」

「最近の子は卑しいわね。」

「信じらんない、子供じゃない?」

「父親も分からない子じゃない?」



智嫁は何を言われ様が

苛立ちや悔しさを隠し

ずっと書類に目を通してた。



影口や嫌味は

午後の仮契約時まで続いた。

説明職員に聞こえない様にとされた。


ー説明会終了ー


病院内で鞄に

仮契約書類を入れた時に

携帯というの存在を思い出した。



影口や嫌味を言われたり

説明会だった為に携帯の電源を

朝からOFFにしたままでいた。



智嫁は院内を歩きながら

連絡する為携帯の電源をONにした。



ONにした瞬間に

『智希さん』と表示があり

そして10回以上の着信履歴がある。



緊急事態に違いないと

確信した智嫁は院内の通話BOXで

急ぎながら智希の携帯に発信した。



智希

「やっと出た…今は何処?」



智嫁

「午前中から院内保育の説明会で

終わって市民病院に居ますよ。」



智希

「市民病院⁈

だったら、直ぐに3階に来て‼」



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