波打ち際での追いかけっこが一番似合うのは?
もしも、それぞれのカップルが波打ち際で追いかけっこをしたら、一番似合うのはどのカップルか!? という妄想をしてみました。
※女性陣は全員レインデザイン、妻縫製の白ワンピース着用。
結果は、おこた的にちょっと予想外でした・・・。
☆夫&妻
妻:「あの・・・。これ、もう結果見えてますよね? 追いかけっこ、成立しないですよねっ!?(半泣き)」
夫:「・・・」
妻:「あ、でもいいこと思いつきました。旦那さま、ここに居てくださいね? 私が『よーいどん!』って言ったら、追いかけっこスタートです。それまで動いちゃダメですよ!(といいつつ、どんどん離れていく)」
夫:「・・・・・・」
妻:「うん、コレくらい離れたら大丈夫、かな? 砂浜だし、少しは足が鈍ると思うし。旦那さま~、いいですか~っ!? 『よーいどん』! って、わっ!?」
夫に気を取られていた妻、急に来た大き目の波でワンピースの裾が濡れて、足を取られ、膝をつく。
妻:「ああっ!せっかくみんなで作ったおそろいのワンピースがっ・・・あ、旦那さま」
夫:「(ひょい、っと妻を抱き上げ)予備に着替えればいい」
妻:「そうですね・・・というか、旦那さま。あの距離を走って息切れひとつしていないんですね、あ、あはは・・・ハァ(遠い目)」
妻、着替えのため、退場。夫、ドサクサにまぎれて、手伝いの地位を確保したため、時間内に戻ってこなかったので、失格。
☆レイン&グレイン
レ:「で?」
グ:「走れ」
レ:「それで、私は元夫殿に追いかけられる、と?」
グ:「多少は、走らせてやる(ワンピースが似合っているし)」
レ:「まぁ、海や波は好きだからいいけど。・・・ねぇ、元夫殿。優しく捕まえて、ね?(小悪魔レイン光臨!)」
グ:「っ!?(即座にレイン捕獲)」
レ:「うわっ!? ・・・逆効果だったか(ちっ、と舌打)」
レイン、優しく捕まえようとする元夫を翻弄する作戦が、追いかけっこをスタートする前に捕獲されてしまい、脱落。
☆フィリウス&エーファ
エ:「(屈伸しつつ)砂浜でのダッシュは、足腰を非常に鍛えてくれるそうですね!」
フ:「それはそうだけど。エーファ、それ、目的激しく違うからね?」
エ:「え? 不利な状況下であっても対応できるように、足腰を鍛えるための逃走訓練だと聞いたのだけど」
フ:「その微妙な嘘は、グレインだな、あの野郎・・・」
エ:「じゃ、フィリウスは犯罪者役ね。追いつかれたら、護身術を試したいんだけど、いい?(身長差で必然的な上目遣いでおねだり)」
フ:「うっ、も、もちろんだよ、エーファの自衛手段を増やすためなら、喜んで!」
そうして、海水まみれになりながら、何度も投げ飛ばされるフィリウス。追いかけっこというよりも、海浜訓練になってしまったので、脱落。
☆ヴォルフ&ミリィ
ミ:「ヴォルフ、つーかまえたっ!」
ヴ:「ちょっとまて、お前が俺を捕まえてどうする!?」
ミ:「いいじゃない、どっちだって。ねー、捕まえたご褒美のちゅーは?」
ヴ:「そんなご褒美はねぇっ!」
ミ:「じゃ、罰ゲームね。あ、乙女のキスを罰ゲーム呼ばわりなんて、ヴォルフサイテー(棒読み)」
ヴ:「俺は一言も言ってねぇだろ・・・っ!?」
ミ:「(肩からするすると前に回って、ちゅ)うふふ、ごちそーさま♪ あ、みんな聞いて~ヴォルフとちゅーしちゃったぁっ♪」
ヴ:「っこの・・・っ! まて、ミリィっ!!」
はしゃぐミリィを真っ赤になりながら追いかけるヴォルフ。でもミリィの逃げ足は天下一品でなかなか捕まえられず、追いかけっこは夕日が沈むまで、続いたのだった。
―番外―
☆マグリス&シディア(保護者夫妻)
シ:海なんて、久しぶりね。
マ:ああ、そうだね。
シ:ねぇ、あなた。こうやって二人で散歩することも、久しぶりなのよ?
マ:うそ、そうだね。
シ:あら、責めているわけじゃないのよ。忙しいのはお互いさまだもの。ただ、嬉しいなぁって思っただけよ。
マ:・・・シディア。
シディアの手を宝物のようにそっと触れて、自分の頬に当ててため息をつくマグリス。
シ:あなた?
マ:・・・君と一緒に居たくて、ここまで来たのに。そのせいで二人でゆっくり散歩をする時間も取れないなんて、酷い皮肉だと思ってね。
シ:あら。仕事をしているときのあなたはなかなか素敵よ? 私も仕事は好きでやっているし。
マ:ああ。たしかに仕事をしている時の君は、とても楽しそうだね。
二人で顔を見合わせて、ちょっと笑って、手をつないだまま歩き出す。
シ:せっかくだから、久しぶりのお散歩、楽しみましょう。
マ:そうだね。貴重な二人だけの時間だ。
仲良く海を見ながら波際を散歩する二人。
・・・最初っから追いかけっこをする気がまったく無いので、番外。
☆ウーマ&エイリー
エ:これは、なに?
ウ:海だよ。
エ:どうしてこんなに水がたくさんあって、動いているの? それに、すごくしょっぱい。
ウ:飲んじゃダメだよ、エイリー。余計に喉が渇いちゃうよ? ・・・って、エイリー、どこいくのっ!?
エ:この向こうにはなにがあるのか、ちょっと見てくる!(夕日に向かって泳ぎだす)
ウ:泳ぎきれるわけ無いでしょーっ!?(慌てて泳いでエイリーの行く手をふさぎ、推し戻す)
エ:むぅ。出来ると思うんだけど。
ウ:それより、ほら。せっかくこんなに広いんだから、少し走ろうよ? 僕に捕まらずにあの岩場までいけるかな?
エ:足の速さだけなら負けないわ!
意識を泳ぐことから走ることに切り替えられたことに気付かないエイリーが誇らしげに言って駆け出し、すぐにその後を追いかけて行くウーマ。
追い越し追い越されしながら、海辺を駆けていく二頭を夫に抱えられたまま、優しい目で見守る妻(着替え済み)。
・・・むきになったエイリーがウーマさんに10本ダッシュ勝負を挑み、ぶっ倒れて身動きできなくなるまでエンドレスに10本勝負が続いたため、番外。
・・・というわけで、波打ち際での追いかけっこが成立するのは、ミリィ&ヴォルフ夫妻でした!・・・意外っ!(驚)
フィリウスカップルかウーマさんカップルが優勝すると思っていたんですが・・・。
ってか、エイリーさん、むきになりすぎ(苦笑)