妻と夫のショートショート(ヴォルフ夫妻×2+夫妻1)
ヴォルフ夫妻に頂いた感想を読んで、妄想が暴走した結果です(いい笑顔)
① オーダー入ります
店員 「オーダー入ります! 『嫁さんと旦那様のイチャラブ(!?)を店の柱の影あたりから覗き見』です!」
ヴォルフ 「おお、おお、勝手に見てけ。クマに蹴られてもしらねーぞ」
店員 「いいんすか、ヴォルフの兄貴。姉御、喜び勇んで走って行っちまいましたけど」
ヴォルフ 「まて! ミリィっ!!(慌てて妻を追いかける)」
店員 「・・・あーあ、また追いかけていっちまったよ。姉御の思うツボだってわかってるんだろうに。それとも、さすがは姉御というべきなのか・・・」
② 勝手にしました(ヴォルフ夫妻)
ヴォルフ 「お前が行ってどうする!?」
ミリィ 「覗き見するに決まってるじゃない! あ、ヴォルフも見る?」
ヴォルフ 「見るわけあるかっ!」
ミリィ 「怒鳴んなくても聞こえてるわよっ! あ、もしかして、耳遠くなっちゃった?」
ヴォルフ 「お前な・・・。もう、勝手にしろ。俺は知らん」
ミリィ 「はーい、じゃ、勝手にさせていただきまーす」
ミリィ、ヴォルフの背中によじ登る。
頭まで登頂するとそのまま、強制的に肩車をさせて、見た目の割りに柔らかい金髪に顔を埋める。
ヴォルフ 「・・・で、なにやってんだ、お前は?」
ミリィ 「勝手にやってるの。気にしないでいいよー」
ミリィ、ヴォルフの頭でお昼寝開始。
ヴォルフ、ミリィの寝息を聞きながら、下ごしらえ開始。
③ その頃、もう一組の夫妻はというと
妻 「だ、旦那さま、旦那さま! 店主さまが、頭に何か乗せてますっ」
夫 「・・・ヴォルフの妻だ」
妻 「えっ、あの方が、あの焼き菓子の作者さまですか!? ・・・・・・えーと、あの、旦那さま? どうして店主さまは、奥さまを頭に乗せているんでしょうか?」
夫 「・・・・・・(不思議そうに店主夫妻を見る)」
妻 「店主さまは獅子っぽいって思ったんですけど、奥さまは、子猫みたいな方ですねぇ」
夫 「・・・・・・・・・・・(微妙な沈黙)」
妻 「いいなぁ、気持ちよさそう・・・って、旦那さま!? 違います、違いますよっ!? やってほしいってことじゃないです、旦那さまってば、今日私スカートだから絶対に出来ませんからねっ!?」
ミリィ=ミリディアは、ちまっこいけど、逃げまわるヴォルフさんをとっ捕まえて旦那にした、ある意味最強の狩人です。
・・・でもちまっこい(笑)