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エンタメと生きる現代社会  作者: いのじ
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拡大する承認欲求

創作活動を続けるようになって、最近ふと目に入ってくるのが同じ活動者によるSNSでの発言です。

まぁ表現や創作活動を趣味でやっている人は、一般の人間よりも自己顕示欲や承認欲求が大きくなりがちなのは重々承知ではあります。


ただ今の時代、SNSも常に発展や進化を遂げ今や一般人がある意味簡単に有名になれる時代にもなりました。

そうなると表現者や創作者の自己顕示欲や承認欲求は果たして如何ほどのものにまでなるのでしょうか。

かくいう自分も様々なSNSを使用し情報発信や社会的なコミュニケーションをとったりします。

その時に必ずしも自分の中に自己顕示欲や承認欲求が皆無な状態でSNSを使用しているかと言われれば、もちろんそれはNOです。


ですがそれは、あくまで自分の生み出した作品もしくは表現したもの自体を最優先させており、言ってしまえば自分自身は割とどうでも良いのです。

簡単に言えば自分自身は嫌われても、自分の作品が世に好かれればそれで万々歳という感じです。

そんな事、今の時代なかなかないだろ!と思われるかもしれませんが。

ただ僕的には、この思想がもう少し世に広まってくれてもいいんじゃないかなとも思うのです。


僕は今、シチュエーションボイス界隈における「台本師」という名目で脚本的なものを作ったりしています。もちろん今はまだ趣味止まりです。

約2000文字のセリフのみで構成された台本を週に1本ペースでpixivへ投稿し、それを気に入ってくれた演者の方が音声作品としてYouTubeに動画として投稿する。

その際に○○さんの台本を使いました!の明記をしてTwitterなどでお知らせするわけです。


この台本師というのはどうやらそれが至高の喜びであるようです。

もちろんなんらおかしい事ではないと思います。

かくいう自分もこのように使用された時が何より嬉しいです。

なんせ自分の作品を気に入って貰えたのですから。


ところがです。

これが度を過ぎて強くなっていくとどうなると思いますか。

いつしか自分はこの有名動画投稿者に認知されるようになったんだ、自分はとてつもない脚本家なんだ。

…とSNSでこれでもかとばかりにその自己顕示欲をまき散らすようになるのです。

まぁ、それは百歩譲ってまだいいでしょう。

最近目に留まってしまったのは、さも自分が他の台本師より優れているんだというニュアンスを含んだ投稿まで見かける様になりました。


これは度し難いです、さすがに滑稽に思えました。

詳細を話すと少し長くなるのでこの次にお話しますが、とにかく自由な表現活動が唯一のルールであるようなこの界隈で他者を下に貶めるような内容の投稿は非常にナンセンスだと思いました。

同じ物書きのはしくれとして非常に残念だと思いました。

まぁ正直、SNSにそのような投稿をするほど暇を持て余しているようなものは、その程度のものしかかけないんだなとも思いましたし。

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