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エンタメと生きる現代社会  作者: いのじ
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なぜ今僕はここにいるのか

まぁ折角なんで、ここまでに至る経緯といいますか。


自己紹介みたいな感じで僕の事をサラッとご説明いたします。




元来ヲタ気質であった僕は小中高と野球漬けではあったものの、合間合間を見つけてはやれ特撮だのやれ漫画だのやれ深夜アニメだのコソコソと色んなコンテンツをついばんでおりました。


高校を卒業し実家を離れ念願のノートパソコンを手に入れた日にゃ、そりゃもうね。


覚醒ですよ、種も弾けます。


しかも時代も時代。2006年当時涼宮ハルヒの憂鬱を筆頭に、世間は一種の新時代のようなものを迎えているように感じました。


10年続けた野球を引退し生きる意味を探していた僕に、これ程いい時代は他にありませんでした。


ニコニコ動画もたくさん観ました。どれくらいやったか覚えていないくらいエ〇ゲもやりました。




そうなってくるとですね、何を血迷ったかこんな事を思ってしまうんですねぇ。


俺、エ〇ゲ声優になりてぇわ。


いやぁ…ね。まぁ夢を持つことは悪い事ではないんだと自分でも思ってはいるんですが。


あえて言うなら、折角ネットあるんだからもう少し調べようよ。


と過去の自分に言ってやりたいなとは思いますね。


でも、いいんです。


一応ですよ。一応、なることは出来ましたから。


大学を卒業後25まで正社員で働いた後、全財産をつぎ込んで専門学校に通い決して大きいところではありませんが声優事務所に所属することが出来ました。




ただ、もうこれだけの情報社会ですし皆さんも耳タコでしょうけど。


声優で食っていくのは無理ゲーです。


何とか死に物狂いでチャンスを掴もうと、約七年間活動を続けていましたが事務所からの戦力外通告的なものも受けており八年目の任期を待たずして、僕はこの業界から姿を消しました。




後から考えてふと思いました。


僕が好きだったのは声を使ったお芝居だったのだろうか。


いや本当に好きだったのはエ〇ゲそのもの。


もっといえばエ〇ゲの構成やシナリオ、ストーリーだったんだなと。


冷静な頭でこれまでの行いを反芻し、改めて自分を見つめ直したどり着くことが出来ました。


正直言って後悔があるかないかと言われれば、ないとは言えません。


だって今思えば、やめた会社そこそこ給料良かったですから。


でもやってよかったなとも思っています。


何故かというと、お芝居で培った事が物語を創るという行為の大きな手助けになっていると確信すら抱いているからです。




この事については、またいずれもっと細かく話していきたいと思いますが、とにかく今の自分ならこれだけレッドオーシャンとなったネット小説界隈でも一勝負出来そうだぞ。


そんな世迷言にも似た自信を持ってしまったというわけなのです。

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