表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/16

回答と新しい友達

すぅ~~~はぁ~~~


今日はあの日から一週間たって、答えを言う日だった。はあ、緊張するな・・

気分をならすために今日は一番に学校に来た。ここで答えを言うのか・・僕は花蓮の机を見た。

ここに座ってて・・勉強して・・ってこんなことを考えてたら変態なのかな?


ガララ


「あっ」

「あっ」


教室の扉が開くとそこには花蓮がいた。顔を見合わせると何も話さなくなった。ど、どうしよう。そんなことを思っていると花蓮が口を開いた。


「ま、前の答えは?」


花蓮は顔を赤くして聞いてきた。ここははっきりしたほうがいいよね・・


「本当に僕でいいの?そ、その、釣り合わないんじゃ・・」

「そんなこと無い!私は・・・」

「それなら、よ、よろしくお願いします」


僕は頭を下げて手を出した。すると、その手に違う手が乗ってきた。


ボンッ


聞こえないはずの音が僕には聞こえた。顔を上げるとそこには顔を赤くして、髪が逆立っている花蓮がいた。か、可愛いなあ。告白されてから一度も話してないから久しぶりに話すと改めて、可愛いと思った。それから僕は、学校一の美女の彼氏となった。


「このことなんだけど、皆には話さない方が良いよね・・」

「そうね・・今は隠しましょう。でも、聞かれたら本当の事を言ってもいいんじゃないかしら」

「そうだね」


花蓮は本気で悩んでくれていた。こんなところがきっと皆に人気な理由なのだと改めて納得した。彼氏になった今、これからもっと釣り合うようにならないと!!

まずは・・運動神経をどうにかしないと。これからは、週五回の朝に走ってみたりするか。

よし!彼氏を続けるために頑張ろう!僕は気合いを入れ直した。


     * * * * * * * * * * * * *


昼休み、僕は皆とお弁当を食べていた。そう、友達と。


「今日の体育って何だっけ?」

「今日はハードルだよ」

「あー、ハードルか・・俺ハードル苦手なんだよな~」

「何言ってんだお前。何でも出来るくせに!」


今僕の前で話している男子二人は、前に花蓮に呼び出された時に仲良くなった人達だった。

えーっと右の瞳の色が青色なのが・・・”長谷川啓二”

部活が陸上部のキャプテンだったっけ。彼は花蓮には興味が無いらしく、僕が面白そうな事に巻き込まれていたから仲良くなった、、らしい。

左の髪の毛が長い子が・・”山本浩太”

部活がオーケストラ部の副キャプテン。彼は髪の毛が綺麗で自分でも気に入っているらしく、切らないらしい。元々伸びるのが遅いらしく、一年で二センチしか伸びないのが嫌だと言っていた。


「ねえ、どうしたら運動が出来るようになるの?」

「ん~、直ぐには無理なんだよな。まず最初に基礎の形を作ってから、重ねていくみたいな・・

 最初はランニングから始めれば良いんじゃ無いかな」

「そっか・・ありがとう!!」


やっぱりランニングから始めてみよう。そう思いながらお弁当を食べていた。すると目線が気になり前を向くと、二人が笑っていた。


「どうしたの?」

「こんなことを聞いてくるって事は・・付き合ったのか!!」


啓二は顔を近づけて聞いてきた。う~ん言った方がいいのかな?聞いてきたら本当の事を言うって言ったし・・


「う・・うん」

「まじか~~」

「賭けは俺の勝ちだね。後でおごってね」


啓二は顔を手で覆い、ひっくり返った。浩太は、野菜ジュースを飲みながら賭けの話をしていた。え?何か賭け事してたの?なんて聞くと、拓也が付き合うか、付き合わないかでパピコ一つ賭けてたんだよ。なんて言ったので僕は啓二に向かって、ごめんねと謝っておいた。


「ていうか、言わなかったって事は秘密にしてたのか?」

「まあね。いろいろ面倒な事になりそうだったから・・」

「あ~なるほど。それで釣り合う男になるために聞いてたって事か~」

「なら広まらないように気をつけないとね、特に啓二は・・」


何だと!なんて冗談を交わしながら昼休みは終了した。階段を降りる時に啓二が口を開いた。


「特にあいつには気をつけろよ」

「ああ、田中千裕ね」

「お前に言ってねえよ~」

「答えただけだけど?」


二人が話している内容は僕にはとても重要だった。田中千裕。彼は花蓮のことが大好きだった。

前の学校では、ストーカ行為で問題を起こしてここに転校してきたらしい。その時に優しくされたのが、花蓮だった。それからは、花蓮に近づく男には忠告という名の脅迫を施してきた。

僕も一度受けたことがあるけど、その時は花蓮が助けてくれたのでそれ以上はしてこなかった。

付き合ってることがばれたら脅迫どころじゃないだろうな。


「大丈夫か~?」

「啓二が不安になるような事を言うからだよ」

「わり~。俺達がいるから大丈夫だよ」

「うん、ありがとう。大丈夫だよ!」


僕たちは教室に戻った。背後に迫る殺意に気づかずに・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ