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モノローグの彼方に

作者: 大我マコト

「俺」視点からのモノローグのみです。

【「俺」のモノローグ】



どうして人は生きるのだろう?


そんな哲学的な問いに答えなんてあるわけが無い。


一人一人にそれぞれの回答がある。


ただ、それに気づくかどうかは別の話だと思う。



自分で決めていいんだよ。

いや、自分で決めるしかないんだよ?


俺は やりたいことが沢山あった。


でもこれまでは、何もできなかった。


やろうと努力した。

でもそれが足りなかった。


今は社会人。

就職をして普通に働いているけれど、いつの間にか、周りに流されて、あきらめて、、あきらめて、、、あきらめる人生になっていることに気がついた。


だから、、、あきらめたくない。



親からは普通の人生でいいじゃないかと言われる。


普通の人生って何なの???


俺だって普通に人生やってるよ?


でも、それって俺にとっては「あきらめる人生」に過ぎないんだ。


家族から

《あんた何やりたいの?》って聞かれたから、たくさんのやりたいことを言った。


《それ、できるわけないでしょ?》って言われた。


さらに・・・失笑された。



それ以来、家族に対しては心を閉じた。

夢は身近な人に語っちゃいけない。


夢は夢を持っている人と語らないと、精神的にボコボコにされる。



俺はサラリーマンをしながら、合間に自分の夢達成に向かっての努力を開始した。


人は一歩ずつしか歩けない。


しかし、すぐに挫折を味わう。


日々の雑多な日常に・・・主には『残業という悪魔』に人生の大切な時間、命の時間は削り取られていく・・・


どうしたらいいんだろう?


俺は

〇〇の習慣とか、ビジネス書とか、自己啓発とかの本を読んだ。


それらは多少、役に立ったかな。


まず・・・

時間管理の本では、

《時間は自分で作るものだ》って、書いてあった。


そりゃそうか。

サラリーマンだと会社から半強制的に何時から何時はあれ、これ、それとやることが決まっているから、俺みたいなダメリーマンは自分で時間管理をする必要は無かった。


そして、それは《楽な人生》だった。


そしてこうも思った。

《奴隷のような人生》だと。


これはあくまでも俺の意見ですよ?


ダメリーマンの俺からの意見なんて、きにすることないですよ?


鼻で笑って下さい。


さっきの

自己啓発書だって、いったいどれだけのサラリーマンが読んでいるのかわからない。


読んでいても実践する人は?

たぶん2割か多くても3割くらい?


ーー俺調べだけど。


確か世の中はニッパチに分かれるという《パレードの法則》だっけ??


楽しそうな名前だなって思ったけど、ディズニーランドとは関係ない。


・・・あ、受けなかった?

ははは・・・だよね・・・。



時間管理のことを学んだ俺は、早速実践していった。


けど、三日で負けた・・・。


次の週の月曜日から、また始めた。


今度は二日で負けた・・・。


俺ってほんとに飽きっぽい。続かない人間なんだって、ダメ人間レベルがアップしている感じがする。


あのロックバンドが歌っていたように、そういう《ダメな人間の王国》があったら、宰相に抜擢されるんじゃないかってくらい、自分のダメさ加減に自信を無くしてしまう。


でも、挫折してはやり直し、何年も何年も時間管理をして、自分を変えていく。


それは、自分との戦いだった。



《本当にやりたいことがあるなら、突っ走ることできるでしょ?そうでなきゃ、それは本当にやりたいことじゃないんだよ?》


ーーって誰かに言われた。


勝手に決めんなよって思う。

全員があんたと同じじゃないんだぜ?って思う。


毎日の生活を守るために働いて、その合間に夢を追いかける。


最初は《負け戦》が多かったけど、それはきっちりやろうとし過ぎたからだろうと思った。


だから、自分ルールを決めた。

それは【1日1分ルール】。


サボるの大好き人間だとわかった俺は、毎日1分だけ夢と関わるって行動に変えた。


そしたら、気づいたら1分以上はやっている。長ければ2時間を過ぎるくらい。


さらに

【その日できなくてもOKルール】を設けた。


俺のサラリーマン仕事は肉体労働だ。だから、仕事終わったらヘトヘト。


集中してやるのは休日だけにして、普通は1分ルールで、ジワリジワリと夢達成へのモチベーションを上げていった。


それは、俺の場合は成功していると思う。



もちろん、時間はかかるけれど。



このままサラリーマンで、家族を持って、子供ができて、子供の成長に人生をかけるという生き方を、俺は否定はしない。


それも幸せな人生だし、人として当たり前の営みだから。


でも俺は、そういう人たちとは違う人生を選択しただけなんだ。


そして、その歩みの彼方に自分の求めた最高の人生に辿り着くと希望を持って、今日も今から夢の時間を過ごすんだ。




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