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ハーフタイム

 言っちゃった……。言っちゃった……!


 本当に今日はあんなこと言うつもりまったくなかったのに……。

 ただ、せっかく夏っぽいイベントがあるんだから永瀬と二人で過ごしたいって思っただけ。本当にそれだけだった。


 でもあいつが変なこと言うから、胸が、その……きゅ、キュンとした? というか……。

 雰囲気も相まって一人気持ちが昂って、あんな暴挙に出てしまった。


 しかも何よ宣戦布告って!

 完全に格好つけようとして失敗してるじゃない!

 先輩としての威厳を見せつけようとでも思ったわけ!?


 めちゃくちゃ恥ずかしい……。

 あいつ、びっくりしてたな……。

 ううん、もしかしたら呆れてたのかも。


 咄嗟に返事はしなくて良いって言っちゃったけど、それは正しかったと思う。

 だって、私はあいつのことがこんなに好きだけど、あいつは私のことをただの先輩としか思ってないもの。

 むしろ最近まで態度最悪だったし、迷惑だってかけたから、もっと評価は低いかもしれない。


 失敗したかな……。

 これから協力してチームを良くしていかなきゃいけないのに。

 あいつとの関係がおかしくなったら、ウィンターカップで全国に出るっていう目標も危ぶまれてしまう。


 明日は極力平静であいつと接しよう。

 それで、いつも通りでいいんだってあいつに思わせれば問題ないはずだ。


 でも。矛盾してるかもしれないけど。

 この告白で、あいつが私のことを少しでも意識してくれたらいいな。

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